二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ短編集〜僕らの物語〜NO,5 ( No.43 )
- 日時: 2011/03/16 18:23
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
- 参照: 遅れて申し訳ございませんでした。どうぞ殴ってください。
ルルカsリク
「うぇ・・・気持ち悪い・・・」
昼休み。ここは屋上。
え、何で気持ち悪いかって?
事の始まりは昼休みが始まってすぐ・・・
〜回想〜
「アンバーさん!これ受け取ってくださいっ!」
「は?あ、ありがとう;」
今日もお気に入りの場所、屋上に行こうと思ったら何人かの女子に囲まれた。
「えーっとこれは・・・」
「チョコですっ!アンバーさんが気に入る様にものすごく甘くしました!食べてください!」
「も、ものすごく甘くしたんだ・・・;」
自分のために作ってくれるのはうれしいんだけど・・・
『甘くした』ってのがいやだ。僕は甘いのが嫌いなんだっ!
「あ、あの。良かったらここで食べてもらえませんか?」
「う゛・・・いや、いいよ^^」
そう言って、女子の目の前でチョコを食べる。
な、何という甘さ・・・吐きそう・・・
それでも、前の女の子が期待に満ちた目で僕を見ているから、仕方なく、心にも無い事を言った。
「・・・す、凄く美味しいね・・・あり、がとう」
「キャァァァ!お礼を言ってくださった!」
顔を引きつらせて言ったのにも気づかなかったらしく、何処かへ行ってしまった。
「う・・・とりあえず屋上・・・」
ふらふらとする足を引きずって階段を上る。
そうして、今に当たるわけだ・・・
〜回想終了〜
風に当たっていると、少しはましになるようだ。
気持ち悪いのが薄れてくる。
それでも、まだ口の中は甘ったるい味でいっぱいだけど。
「はぁ・・・これって一週間に一回はあるっぽいな・・・」
そう。これは一週間前にもあった(はず)。
ものすごく嫌で記憶があんま無い(笑)
「おーい・・・あ、やっぱここに居た!」
後ろで声がした。この声は・・・
「ミストレ?よく分かったね、ここ。」
「当たり前さ!ほぼ毎日いるだろう?」
ミストレーネ・カルス。僕の幼馴染。
そして、唯一僕の甘いもの嫌いを知っている人物w
親は居ないからね。一人だけなんだよ。
「そんな顔をしてるって事は・・・また何か食べた?」
「・・・本当にどうしてわかるの?・・・甘いもの食べた」
「ハハハ。大変だね、アンバーも。」
「人事じゃないって。吐きそうだよ本当に」
「じゃあ、お口直しね?ハイ、クッキー。」
「ん・・・ありがと」
こうして、ミストレは僕がこうなった時、いつもこうしてお菓子をくれる。
もちろん、甘くないよ?僕が好きな苦いもの。
クッキーをかじると、とてもサクッとしていて、美味しかった。
「美味しい!・・・よし、もう大丈夫」
「もう?早いね、立ち直り」
「ミストレのおかげだよっ!助かった。^^」
「そっか。じゃあ戻ろう?」
「あ、もう終わりか昼休み・・・うん。行こう!」
そして、僕とミストレは誰からとも無く、手をつないで屋上を出た。
僕達は、学校の公認カップルなのさ☆
<苦いお菓子からの物語>
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遅れて申し訳御座いません!!
てか、ここのスレを見てくれる人さえ、もう居ないんじゃないか・・・
甘くならねぇ・・・誰かあかっちに文才を!
ルルカsリクありがとう御座いました!