二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ【未来を知る者】オリキャラ・技募集中!! ( No.15 )
- 日時: 2011/03/12 15:50
- 名前: 成神 瑠希亜 ◆Q2X1KHpOmI (ID: lUTEu1Y0)
- 参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/hinaxa/
*帰ります!!*
『ダークトルネード!!』
—シュゥゥゥゥゥゥ・・・—
『ふぅ・・・』
思い切り一本シュートを決めた。
「すげ・・・ぇ!!春希すげぇよ!!」
『そう??ありがとう。この技結木先輩の技なの』
「あの桜桃の奴か??そやぁどうりですげぇ強かったわけだな!!」
「これだと佐久間よりもいけるな」
・・・ききたくない。
佐久間—。
『そんなにですか??ありがとうございます』
褒められたことが嬉しい。
生まれてから褒められたことがあまりない私にとって嬉しいことだから・・・。
その時。
—ガッラァァァ—
サッカー部のグランドが思い切り開いた。
「すまなかった。かなり遅れてしまったようだな」
あ、鬼道さん!!
・・・っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
その隣に居るのは・・・。
あいつだ!!
やばいっ。
『源田さん、私急用思い出しました。今日はありがとうございました。ではまた。成神さん、また明日』
「ぇ・・・ちょっと!!」
やばいやばいやばいやばい。
心拍数が1秒に5回ほど動いている。
見つかったら最悪だ!!
「ちょっと・・・春希!!」
っ!!
なんで叫ぶの・・・!!
「・・・春希??」
ほらバレタ!!
あぁもう・・・泣きそう・・・!!
=佐久間SIDE=
「あの子は何故此処に居るんだ」
「見学だってさ。今日帝国に来たから・・・」
「名前は」
「佐久間春希。お前と同じ眼帯を左目にしていたぞ」
!!!
俺と同じ眼帯をしていて佐久間という名字。
間違いない。
『春希・・・!!待てっ』
春希・・・何故俺から逃げる!?
春希はすでにグランドの反対側のドアに着いていた。
このまま逃げられると、正直困る。
『・・・お前はまた逃げるのか』
大声をあげた。
小さい頃、春希をしかった時のように・・・。
「・・・ぅるさぃ」
春希の声だ。
『こっちに来い』
「嫌!!話しかけないでっ」
春希が拒絶しようとする。
『逃げるな』
「逃げてない!!」
俺が言うと、すぐに「逃げてない」と返ってきた。
鬼道達は状況がつかめていないせいか、呆然としていた。
『ずっとそうやって、お前は俺から逃げてきた。本当にいいのか・・・それで』
「黙れ・・・!!あんたの声なんてききたくないっ!!」
『それでいいのかときいている!!』
怒鳴りつけたせいか、全員が我にかえったようだった。
「なんなんだよ・・・。そうやって自分の都合に合わせて私を動かして・・・!!大っ嫌い。ほんっと・・・」
嫌われているのくらい知っている。
もう逃がしたくはなかった。
『俺は今のままでは気がすまない。ちゃんと話がしたい』
「うるさいっ!!お兄ちゃんなんて知らないから!!」
「お兄ちゃん・・・??」
春希の一言に成神が鋭く反応した。
「やっぱり兄妹だったのか」
辺見が言った。
「違います。こんな奴と兄妹なんかじゃありません。」
「何があったんだ・・・」
『いい加減にしろ、春希』
「こっちの台詞!!もう二度と私に話しかけるな!!この・・・人殺し・・・っ!!」
「「「!!!!?」」」
『っ・・・!!』
続く