二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 東京ミュウミュウ 第3の敵?それとも…? ( No.3 )
日時: 2011/03/13 19:03
名前: 妃沙良 ◆1jPbfoB/3A (ID: qoiSEBdw)
参照: |水_飴)<やっぱり名前を変えた。キサラって読むよ。

第一話「彼らの名前は…」

〜原因不明の地震から数日後〜

夕日が沈んできた

——???目線——

  タッタッタッタッ…

闇が迫ってくる中、自分の走る音と息使いがきこえる。

  はぁはぁはぁ…

(なんで?どうして…私が?)

角を右に左に曲がりながら心の中で問う。

(なんでなんでなんで!?どうして!?)

  ド ウ シ テ ワ タ シ ハ オ イ カ ケ ラ レ テ イ ル ノ ?

(でも…早く逃げないと…後ろから何かが来る…
後ろにナニカいる…っ!…もう嫌だ!)

  ヤダ…助けて…
  もうやだ!まだ…にたくないよ…っ!
  助けて…っ助けてよ…!

  たすけてたすけてたすけて…


  ダ レ カ タ ス ケ テ !!

——————————————————————

〜同時刻〜

コツコツコツコツ… カツカツカツカツ…

私達二人は東京の裏道という裏道を走っていた。

それは…標的-エモノ-を捕えるため。


「…近いわね。」
片方が少しスピードを上げながらつぶやく。

「コクッ。———!」
もう片方がうなずき、なにか唱えると右手に拳銃のようなものがあらわれる。


カツカツカツ……タンッ

少しして、二人が同じタイミングで踏み込みジャンプした。

———————————————————

???視点

タッタッタッタッ…ズザザァ…

「ぅあ…っ行き止まり!?」

(ダメだ…どうしよ…行き止まりだ…っ逃げられない…)

ガサガサッ…
なにかが音をたてつつ近づいてくる———

(!?お、追いつかれた…っ!?うわゎ…どうすれば…)

 ワ タ シ ハ コ コ デ シ ン ジャ ウ ノ ?

ガサガサ…

(っ!?ここで…んじゃう…の?いやだ…にたくないよぅ…)

ガサガサッ……バッ

(嫌だ!!誰か助けてっ…!!)


パーンッ……グォオオオオ…

?「そこまでよ!このモンスターっ!」
銃声が聞こえ、女の人の声が響く。

そして、男女二人の影が目の前に着地する。

(…え?)

??「大丈夫か?」
男の人が無事か聞いてくる。

「は、はいっ…」
(わ…私、助かったの?…良かった…)

女「グレイ!そこの女のひとを!」
女の人が男の人に言う。

グレイ「わかってる。…援護はする。」
グレイと呼ばれた男の人が銃を構えつつ言う。

女「了解ぃっ!———っ!」

グレイに応えた後、何か唱えながら右手を左手にかざす。
右手を何かを握るようにして横に振りぬくと、
どこから取り出したのか右手に一振りの日本刀が握られていた。


女「こっちからいくわよ…っ!」
走りしつつ刀を両手で持ち、切り込んでいく。


10分ほどでモンスターを倒し、動物を逃がしていた。

女「…終わったわね。」
息をつき、グレイと私の方に歩いてくる。

(近くで見てわかった…二人とも仮面みたいなの付けてる…)

グレイ「…だな。…そっちの人も大丈夫そうだし。」
横目でこっちを見る。

「あ、あの。…助けてくれてありがとう…」
少し小さい声になりつつお礼を言う。

クロウ「無事でよかったわ。私は、ミル クロウ。こういう者よ。」
名刺らしき紙を渡し、書かれている文字を指す。

「"Millefeuille Special Rescue Company(ミルフィーユ特別救助組織)"
…クローバー部隊?」
(なんか、クローバーが虹色だ…)

グレイ「そうだ。俺は、ミル グレイ。…お前は?」

「わ、私は、初岡 美悠(はつおか みゆう)です。」   

グレイ「みゆうか。…じゃ、任務も終わったし、戻るか。」

クロウ「そうね。じゃあ…もう二度と会わないことを。」
お辞儀をし、そう言ってジャンプし見えなくなる。

グレイ「…じゃあな。」
グレイもクロウの後に続いて見えなくなる。



———クロウとグレイ…

本当の名前は何なんだろう…