二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第四章・暁の弟をスカウト!?』 ( No.123 )
日時: 2011/05/04 12:47
名前: まい (ID: TFLBhktw)

〜第6話〜「暁の怒り」

そんな話をしている間に暁達の乗っているキャラバンは風鈴学園に着いた。しかし校舎をみると・・・女子校の感じの独特な雰囲気がした。

円「なんだ。ここは女子校?」
颯「元々女子校だったからな男の生徒は俺しかいないんだ」
全「はぁ!?」
颯「皆!帰って来たぞ!!」

そう颯音が叫ぶと次々と窓が開いた。しかもパッと見、全員女だった。

「あ、ハヤト君もどってきたんだ!」
「颯音様!」
暁「皆お前の名前を言ってるぞ」
颯「俺しか男子がいないからだろ?」

いや、きっと全員お前のことが好きなんだろうとメンバーが一斉に思った。颯音は暁の腕を掴んでキャラバンから降りた。暁は抵抗するが颯音の方が力があった。しかたなく暁は颯音に連れて行かれた。颯音はグランドで止まった。

颯「あとさ、この人は俺の兄貴だから!!」
暁「お前////何をいって・・・」
「あのひとが颯音様のお兄様!?カッコイイじゃない!」

など多々多くの声が聞こえた。ハッキリ言って暁はこんな空気は苦手である。颯音は「楽しいとこだろ?」と微笑んだ。暁にとっては悪魔の微笑みに見えたのは言うまでもない。すると校舎の中から人が出てきた。暁はその人物を見た瞬間に鳥肌が立った。なぜならその人物は・・・

暁「親父!?なんでここに?」

黒いスーツ姿の父親がいたのであった。少し親父は笑って暁の目の前まで歩く

親父「俺はここの学校のサッカー部の監督だからな!」
暁「はぁ?親父が監督!?」
親父「それより雷門の人達にお前達の過去話しただろ?」
暁「・・・なんでそこまで知ってるんだ?」
親父「東京でお前と会う前に車に盗聴器仕込んでたからな〜」

と親父は暁に語りかける。その瞬間<プチ>と何かが切れた音がした。

暁「そうだったのかよ、覚悟はできてるんだよなぁ?あぁ!?」
親父「ちょ、ちょっと待て直也落ち着け」
颯「あ、兄貴?」

暁の顔は笑顔だったが、声のトーンは悪魔のような低い声、それに周りの者を脅かす殺気を出しながら怒りを向けた。まるで背後に鬼が居るようにも見えた。

暁「テメエに何度も何度も振り回されてこっちはイライラしてんだよ。まぁ今まではなんとか我慢したが・・・今度ばかりはゆるさねぇからな」

その後、グランドに親父の悲鳴が響いたのは言うまでもない。円堂達が駆け付けた時には暁はすっきりした顔、颯音と親父は何かのトラウマができた死んだような顔をしていた。円堂達は「聞かない方がいい」と判断したようだ。