二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第四章・暁の弟をスカウト!?』 ( No.136 )
- 日時: 2011/05/15 16:52
- 名前: まい (ID: a6i4.RaK)
〜第12話〜「颯音の欠点と暁の頼み」
その瞬間に試合終了のホイッスルが鳴った(今回試合のシーン短くてスイマセン・・・)よって2−0で風鈴学園の勝利!・・・だけど颯音は納得いかない様子だった。
颯「あぁ!!3点奪う予定だったのに!!」
暁「(こいつはまだそんなことを気にしてたのかよ。氷空、変わってくれ)」
氷「(わかってるよ)」
<シュッ>
暁「まぁ気にすんなよ元々お前が決めた宣言だったし、試合に勝てただろ?」
颯「俺は納得いかない!!もう一回しあ『暁 黙ってろ』・・・はい」
暁「で、監督は颯音のことどうしますか?」
俺が瞳子監督を見て言った。監督は少し考え込んでいたが、すぐに立ち上がって颯音のところへ行った。
瞳「あなたをキャラバンに参加させることを認めるわ」
その一言で颯音の顔色はどんどん明るくなった。颯音は俺に振り向いて笑顔で言った。
颯「これで兄貴と一緒にサッカーできるな!」
暁「それが目的かよ」
颯「もちろんだ!!あと、弟のことなんだけど・・・」
暁「わかってるよ・・・本当にお前は世話の焼ける『弟』だな」
俺は何気なく弟と言う言葉を使った。颯音は両手を震わせて、俯いた。なんだ?俺は心配になって「大丈夫か?」と話しかけた。
颯「ひゃ・・・ひゃほ—————!!!」
と訳の分からない颯音の叫び声がグランドに響いた。思わず俺は両耳をふさぐ、メンバーも騒がしくなることを覚悟した。あれ?でも確か颯音は・・・
暁「そう言えば、お前はパスは上達したか?」
颯「げ・・あぁ少しはな、アハハハ(棒読み)」
暁「・・・・ドリブルしながら俺にパスをしてみろよ」
そう言った俺は走って颯音からパスをもらうはずだった・・・颯音の蹴ったボールはベンチにいた目金に向かって一直線。見事に目金の顔に命中☆
目「東條君!!パスって言ってたでしょ!?なんで僕の所にくるんですか!?」
颯「おかしいな・・・もう一度!!」
だが、颯音が蹴るボールは俺の足元ではなく他の人の所へ飛んだり、勢いがなさ過ぎで届かなかっりの繰り返しだった。俺は心を鬼にして颯音に言った。
暁「なぁ知ってるか颯音?サッカーはチームプレーで成り立つスポーツなんだよ・・・でもな、今のお前はそれができてねーよな。そんなちっぽけなプレーしかできないお前はなんだよ?」
颯「そ・・・それは・・・・」
暁「なんだ?言い返せないのか?」
そのまま颯音は黙り込んでしまった。俺は無表情で冷静だったが、どこかいらだちもある表情だった。
暁「監督、頼みがあります」
瞳「なんですか?」
暁は眉間にしわを寄せて、監督に向かって頼みをした。本当は言いたくないセリフでもあったが心を鬼にしていった。
「颯音・・・いや、東條 颯音をキャラバンに参加させることを撤回して下さい・・・」
この言葉の意味は「颯音をキャラバンに参加させないでくれ」と言う意味だ。その時の皆の様子は時が止まったかのように固まっていた。
監督の返事は
「わかりましたあなたの言うとおりですね」
と言う一言だった。