二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第五章・運命は動き始めた』 ( No.168 )
- 日時: 2011/06/19 10:52
- 名前: まい (ID: 1Enbe91p)
〜第4話〜「次の目標は究極必殺技だ」
今、俺達は陽花戸中と合同練習をしている。練習は正直面倒だな、だけどやらないと親父がうるさいしな、仕方なく俺は練習参加しているってことだ。颯音は俺に向けてパスを出してきた。もちろん俺はカットできる。そのまま俺は円堂にシュートを打ったが・・・あいつボールが来ているのを気づいてない
風「円堂!」
円「え?」
<ガン>
この鈍い音は円堂の顔面に俺が打ったボールが当たった。仕方なく俺は円堂に肩を貸してベンチの方へと連れて行く
暁「おーい、大丈夫か円堂?」
円「面目(めんぼく)ない」
秋「どうせ、究極必殺技についてで頭がいっぱいだったんでしょ?」
円「なんでわかった!?」
秋「だてにマネージャーをやっているしね」
さすが雷門マネージャーだな選手の一人一人を気遣っている。俺は円堂の隣に座って木野と同じ疑問を聞いてみる。
暁「わからない部分でもあったのか?『パッと開かずグッと握ってダン、ギューン、ドカン』だろ?」
円「あぁ」
秋「『パッ』って<ゴットハンド>のことで、『グッ』は<爆裂パンチ>ことじゃない?」
円「『ダン』が踏み込みで『ドカン』がパンチだと思うんだ」
暁「じゃあ、『ギューン』は?」
円「それがわからないんだ」
う〜ん、円堂 大介はなんで効果音でノートに残しているんだ?解読するのが大変でしょうがない
暁「もしかして、<ゴットハンド>のパンチング技?いや、だったら『ギューン』は必要ないか」
円「確かに」
暁「あ、円堂裏ノートをもう一回貸してくれないか?」
円「あぁ?」
そう言って円堂は俺に裏ノートを貸してくれた。俺はページをめくってあの技について探してみる。
暁「<アイス・セレセレラ>・・・『スッと歩き、クルっと回りポーン、シューン、パチン』だってよ、わかるか?」
円「へ?もしかして、暁もやるのか?」
暁「このノート面白いことが書いてある。挑戦してもいいんじゃないか?」
思わず俺は笑いながら答えてしまった。円堂と木野は少し驚いていたけどな、でも今の笑顔は偽りもない本当の笑顔だぞ、あまりにも円堂が俺の顔をまじまじと見るので聞きかえす。
暁「なんだよ?俺の顔に何かついてるのか?」
円「いや、お前がそんな顔をするなんて思わなかったからな」
暁「大げさだな俺だって笑う時は笑う、ところでわかるか?」
円「う〜ん『スッ』は早歩きってことで『クル』は体を一回転することかな?」
暁「・・・『ポーン』はボールを蹴りあげることだと思う、『シューン』と『パチン』はなんだ?」
?「『パチン』は指パッチンじゃないか?」
いきなり後ろから話しかけられる。ビックリして後ろを振り返ると親父がいた。もちろん、片手に酒を持っている
暁「指パッチン?」
親父「えーと指を鳴らすことだこういう感じで」
そう言って親父は俺に中指と親指を合わせてこするように<パチン>と鳴らした。あぁそう言う意味か。と納得ができる。FFの決勝戦で誰がやった<ヘブンズタイム>に似ている技か?
親父「でも、さすがの俺も『シューン』がわからないな」
暁「あんたはやたらと口を挟む時は良い事を言う、ちなみにこれは褒めてないから」
親父「素直じゃないな」
暁「ボソ)キモ」
円「じゃあ、おじさん!『ギューン』ってなんだと思いますか?」
親父「すまん、それもわからん」
円「そんな」
円堂は肩を落としてがっかりしていた。俺は目を輝かせて拳をつくって震わせる。不思議とわくわくしてきたこんな気持ち初めてだ。俺ってこのチームに入ってから変わってきているんだな・・・だけど思いもしなかった。この時から氷空の力がどんどんもどって来ていたんだ。
氷「(あれ、力がもどって来ている?直也が僕の人格に戻っているからか・・・もしかして、いつかこの体を僕が乗っ取ることができるんだ。そしたら、直也はどうなっちゃうの?)」
氷空はこの時、自分が戻れるかもしれない喜びと、俺が消えてしまうかもしれない恐怖の感情になったらしい。運命は確実に動き始めたのだ