二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第五章・運命は動き始めた』 ( No.184 )
日時: 2011/06/25 18:35
名前: まい (ID: P2y76W7r)

〜第10話〜「連帯責任といじり」

沈黙がしばらく続き、なんとも気まずい雰囲気になる。その沈黙を破ったのは親父だった。

親父「具体的に連帯責任の理由はなんだ?」
暁「第一、このチームの吹雪にパスを出せば点を取ってくれるっていう安心感のせいだ」
鬼「つまり俺達が吹雪に頼り過ぎて、逆に吹雪を追いこんでいた・・・」
颯「じゃあ、もしかして吹雪先輩は「皆はアツヤだけに頼っている」って判断した」

颯音が発した言葉に雷門イレブンの顔はどんどん青白くなっていく、その様子は残酷にも見えた

暁「もしくは「チームはアツヤだけ必要としている」かもな」
一「俺達はアツヤに頼りにし過ぎたんだ」
親父「それで、吹雪君は「自分は必要とされていない」って思った・・・」
秋「そんな・・・それで吹雪君は無理して・・・・・」
暁「DFである吹雪はアツヤを抑え込んで必殺技のシュートをしようとした。結果、人格が暴走してグランのシュートに突っ込んだってことだ」

まぁ、これはあくまで仮説だ。ただ、なんで吹雪は無理してまでシュートしたかは俺にもわかんない。そう思っていたら、親父が俺に真剣な眼差しで話し始める。

親父「これは直也にも、問題があるんじゃないか?」
暁「・・・それは一理あるな、昨日の夜・・・・」

『それがわざわざ俺に相談すること?』

なんであの時、あんな冷たい態度とったんだろう。なんて話しかければわからなかったから?それとも吹雪に答えをだしてもらいたかったから?それとも・・・・・俺が吹雪を信頼しないで、アツヤばかり気にかけていたから?そんな言葉が俺の頭の中に浮かんでくる。

暁「俺があの時、吹雪の異変を感じていたら、この事態を防げたかもしれないのにな・・・本当にバカだな俺は」
春「そんなことはありません!先輩!」

声を上げたのは音無だった。その場にいた全員が驚く、音無は半泣きしながら俺にむかって意見を言う

春「昨日だって・・・チームの欠点をずばり言って指摘してくれたじゃありませんか・・・今回だって、吹雪先輩が倒れた時に怒っていた。暁先輩は本当はいつもチームのことを考えてくれていますよ!!」
鬼「春奈・・・・・春奈の言った通りだ。お前は冷たいが、何かと言ってチームのことを一番考えるじゃないか」

鬼道の「冷たい」と言う一言は余計だが、俺ってそんなに仲間思いだったんだな・・・意外だ。このチームに入って俺は変わって来てるんだな・・んじゃ少しいじるか

暁「サンキューな・・・春奈」
春「どういたし・・・・・・・って今、なんて言いましたか!?」
暁「『サンキューな』」
春「いえ!その後ですよ!!」
暁「『春奈』・・・・だけど問題あるか?」
鬼「どういうことだ暁?」

あ、やばい名前呼びしただけで鬼道のオーラが一気に黒く・・・まずい殺気が・・・

暁「だってよ。こんなに選手のことを思っているマネージャーがいたら、選手としては親しくなりたいと思わないか?別に深い意味はない」
親父「おー!直也がとうとう好きな子ができt『暁 殺すぞ★』・・はい」
春「・・・深い意味はないんですよね///」

春奈の顔は真っ赤になったらしいぞ。まぁなんで赤くなったかは知らないけど←意外と鈍感だ by作者