二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第六章・奇跡の新タッグ!』 ( No.220 )
- 日時: 2011/07/18 21:20
- 名前: まい (ID: ewPwHyR8)
〜第2話〜「サッカーが出来ない」
気絶している暁は円堂におんぶされて、移動することになった。海に落ちただけで風邪をひくとは考えられない、考えられるとすれば陽花戸中での寝る間を惜しんでの必殺技の特訓が原因であろう。全員がもう一度別の船に乗ろうとしたが、看板に大きく『沖縄行きの便は午後1時』としか書かれてなかった。全員が冷や汗をかく、理由がはっきりする。それは『次の便は明日』と言う言葉が浮かんだからだ。
塔「次の便は明日ぁぁぁ!?」
颯「まさか、1日1便なんて・・・・本当にゴメンなさい!!」
さすがに自分のせいで沖縄に行くのが遅れると言う罪悪感を強く感じた颯音は深く、頭を下げる。リカは颯音の肩をポンポンと叩き、励ました。
リ「東條のせいやないで、あんたのせいやで!!」
目「そんなぁ・・・・・・僕は被害者ですよ!」
リ「あんたは自業自得や!元々は東條を誘ってこうなったやろ!?」
リカの大声で暁はゆっくりと目を覚ました。円堂は気づいて声をかけた。暁の顔はかなり赤くて、息も荒かった。
円「大丈夫か?」
暁「/////まったく、うるさいな////」
小さく咳をしながら暁らしい言葉が返る。だが、声のトーンは喉がかれているせいかガラガラな声を出す。
暁「ひまなら//////サッカーを一日中すればいいだろ?」
円「そうだ!サッカーをやればいいんだ!!・・・・てどこでやればいい?」
暁「もちろん、ここだ」
円堂の馬鹿でかい声で暁は手で片耳を抑えながら体を乗り出して砂浜を指す。このしぐさは多分、ここでやれと言う意味であろう。
全「こ、ここで?」
暁「砂浜は/////滑りやすくて/////足腰を鍛えられる」
一「確かにそうだけど・・・・・」
壁「本気で言ってるっす?」
暁「お前達ならできるはずだ・・・・・・くしゅん!!」
暁は良い事を言った後に大きなくしゃみを一つする。皆はこんなメチャクチャな事を言っている暁を心配し、ベンチに暁を降ろして仰向けで顔に軽くぬれたタオルをかぶせて休ました。
円「そうだよな・・・・やる気さえあれば、そこがフィールドだ!!」
円堂の言葉に同意したメンバーはさっそく、木の枝やロープなどを使って手作りのゴールを二つ立てた。GKは円堂と臨時で立向居が位置に立った。暁は横目でじっくりと砂浜の練習を見る。やはり、体が慣れるのが早い、ほとんどグランドの時と変わらないスピードになっている。だが、財前はもっと強くなりたい思いがあるらしく・・・・。
塔「リカ!あたしと一緒に<バタフライドリーム>を打って!!」
リ「えぇー!?あれはウチとダーリンがやる技や!」
<バタフライドリーム>とは二人で空中に飛びあがり、バックに蝶の演出と共に同時にシュートを繰り出す。キーパーの手元でボールが避けるようにして動くのが特徴の必殺技だ。あの二人ならできると思うが・・・・少しリカを説得してみるか。俺は無理やり体を起き上がらせて、できるだけ大声でしゃべった。
暁「俺は・・・いいと思うけど」
リ「ホンマ!?じゃあ直也が言うならやるで!」
颯「な、納得がはやいぞ!さっきまで嫌だって言ったくせに!!」
リ「なんのことや〜?」
こうして二人は新技の練習をすることになった。体が思った以上にだるかった。これじゃあ・・・2,3日は俺・・・・サッカー出来ないな・・・・・・。