二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第六章・奇跡の新タッグ!』 ( No.233 )
日時: 2011/07/28 16:02
名前: まい (ID: Af2VUVFa)

〜第7話〜「自信過剰過ぎだ」

俺は立ち上がって、近くにあったボールを颯音に向かって軽く蹴った。気が付いた颯音はカットをして足でボールを止める。頭にははてなマークをたくさん浮かべているようだ。俺は颯音の方に近づいて小声で話した。

暁「颯音、南雲のシュートは見た感じはお前と互角か?」
颯「うーん・・・・兄貴と同じくらいだ。俺以上だった気がする」

一応。颯音もシュートの威力ぐらいは理解できているのか、それにしても、俺くらいのシュートか。ますます南雲のことが分からない、こういう時はテストが実力を測るのに一番良い。

暁「おい、今からテストでもしようか?」
円「テスト?」
暁「あぁ、実力を測るにはテストが一番いい。それに、俺は見学だしな」
晴「あんたは絶対やらないのか?」
暁「今は風邪ひいているんだ。明日くらいにはサッカーは出来るけど」

俺はため息を一つだけついて、ベンチに座った。座った瞬間に自分のバックをあさり始めて、ノートとシャーペンを取り出した。一応、癖や弱点をチェックしてみてアドバイスくらいしても良いと思ったからだ。テストの内容によるが・・・。

親父「だったら、南雲君と誰かがPKすればいいじゃないか?」
暁「確かに、まずはシュートの方からやった方g『晴 待ってくれ』・・・・はぁ?」

突然、南雲が親父とテストの内容を決めている最中に割り込んできた。南雲はどこか余裕がある表情で不満そうな声を上げる。次の瞬間に南雲は変なことを言い始めた。

晴「そんなカスなテストは御免だ」
親父「カスって(汗」
暁「ほかにどんな内容がある?」
晴「簡単だ。雷門イレブンVS俺っていうのはどうだ?一点でも俺が取ったら合格だ。」
颯「はぁ!!?俺達が相手かよ!?」
円「いくらなんでもそれは・・・・」

何と言う自信過剰な奴だ。でも、それほど自信があるなんて・・・・こいつの実力って一体?まぁ、集中すれば動きくらいは把握できるか。それに、プレーを見たらこいつの事を思い出すかもしれない。

暁「・・・・良いですね。監督?」
瞳「えぇ。」
暁「颯音、今回お前はDFに入れよ。やるよな?」
颯「俺がDF!?でもさ、兄貴。俺の本職はFWで、とてもボールをカットなんて出来n<ダン!!ビキビキ>・・・へ?」
暁「俺は出来るか出来ないじゃなくて、やるかやらないのか聞いているぞゴラァ!!!」
颯「よ、よろこんでやらせて頂きます!」

今の<ダン!!>という音は暁が思い切り地面を踏みつけるのと<ビキビキ>は地面が少しえぐれた音である。その時の暁の顔はとても人間とは言えないような人の皮をかぶった鬼のような怖い顔だったのである。

この時ばかりは颯音も暁の威圧感に思わず敬語を使ってしまった。南雲や瞳子監督も含む全員が思う。「こいつは絶対に怒らせたらまずい」と————。心の底で暁を怒らせないことを全員誓ったのであった。

暁「南雲、これで満足か?」
晴「あ・・・・あぁ」
暁「じゃあ、頑張れよ。南雲」

こうして南雲は雷門イレブンと戦うことに・・・・・・もちろん、颯音のポジションはDFで

親父「なんで颯音をDFにしたんだ?」
暁「理由は簡単だ。『FW以外の仕事を体験してほしい』からだ」
親父「やっぱり直也らしい理由だ!大雑把(おおざっぱ)って言う感じだな!」
暁「・・・・・ふん、体験くらいさせないとあいつの頭が攻撃だけに集中するだけだ。」

俺が言葉を発した瞬間にテスト開始のホイッスルが鳴った。南雲からボールだ。ホイッスルが鳴った瞬間にFW 陣がボールを取りに行くが、南雲はFW 陣を飛び越えた!?

晴「紅蓮の炎で焼き尽くしてやるよ!!」

なにか訳が分からないこと言っているし、これは・・・・すごい逸材がいたもんだな。さぁ、仕事だ。あいつの弱点や癖を暴く時間だ!俺はノートに南雲の一つ一つの動きを書き始めた。