二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第六章・奇跡の新タッグ!』 ( No.256 )
- 日時: 2011/08/24 19:31
- 名前: まい (ID: zPUpNUPC)
〜第19話〜「<正義の鉄拳>が・・・そして」 ※今回は最初だけ颯音目線※
試合再開のホイッスルが鳴る。すると、デザームが素早いドリブルで俺と浦部が抜かれた。なんだよ。この速いドリブルは!?本当にアイツはGK じゃなかったのかよ!!そう思いながら俺はデザームを追いかける。デザームは次々に雷門を抜き、あっという間にゴール前に来てしまった。
デ「<グングニル>」
円「<正義の鉄拳>!!」
足元にワープゾーンを展開させ、異次元に消え、異次元からエネルギーをまとわせたシュートを打った。キャプテンは対抗するために<正義の鉄拳>を出す。互角くらいでどっちが勝つか分からなかった。次の瞬間、キャプテンの技が押し返されてしまった。デザームが打ったシュートはゴールに突き刺さる。
円「そんな、究極必殺技が・・・・・・負けた」
土「ウソだろ・・・」
ここで前半終了のホイッスルが鳴った。同点だけど・・・・GK 技が破られたのは大きいぞ。皆、暗い顔をしている中、綱海先輩が言い出す。
綱「なぁに!正義の鉄拳が通用しないのなら、俺たちがその分動けばいいんだろ?」
一「でも点をとらなきゃ意味は・・・・」
颯「先輩、点を取るのがGK 以外の俺達の役目だろ」
確かに、デザームがFW に来て、攻められるけど。GK がゼルって言う奴は多分、デザームより守りが薄いはずだ。・・・・・・デザームを抜く自信はないけど。
颯「とにかく!チャンスがあればガンガンシュートを打てば良いだろ!」
鬼「東條の言う通りだな。」
秋「なんか、東條君・・・いつの間に成長したんだね」
颯「兄貴に頼ってばかりだったから・・・・俺は一人でなんとかしなきゃ」
円「一人じゃない、ここにいる皆でこの試合、勝つぞ!」
全「おぉ——!!」
そして、後半開始のホイッスルが鳴る。
その頃、観客席では————。土方が携帯で誰かのメールを受け取って内容を見たら、フードを被った人物と席を外した。
二人は近くの森に行く、そして・・・・その後ろには黒くて長いロープを着た。三人組のエイリア学園のエージェントが追いかけていた。
1「デカい奴は無視しとけ、用があるのはフードをかぶった奴だ」
2・3「了解」
雷「じゃあ、ここでな」
土方がそう言ってフードをかぶった人物と二手に分かれた。早歩きで行くのでエージェントは一瞬、見失ったが。すぐ近くに用事がある人物を見つける。ニヤリと笑い、エージェントの一人が話しかけた。
1「残念だが時間だ。我々の事情が変わってね、無理やりでも一緒について来てもらうことにしたよ・・・・」
不気味に笑ってエージェントは肩を掴んだ。しかし、その瞬間にエージェントは違和感を感じた。慌てて離れようとすると、フードをかぶった人物はエージェントの手首をつかむ。振り払おうとするが、フードをかぶった人物の力が強くて振り払えなかった。
?「へぇー触っただけで別人なのが分かるのか・・・・・ある意味すげーな」
2「貴様は誰だ!?」
?「俺の事、知らないのか?」
3「何!?我々は、はめられたのか!?」
そう言ってエージェントを掴んでいる反対の手で自分のフードを外して、自分の素顔を見せた。黒い短髪に茶色の瞳、そこには、試合放棄をしたはずの人物・・・・暁 直也がいた。
暁「正解だ」
1「くそ・・・貴様は、まだだ・・・・」
暁「『まだ?』もしかして、俺も誘うつもりだった?」
2「貴様はアイツの後に連れて行こうと思ったが・・・・」
暁「アイツってあれか?」
そう言って暁が指したのは、顔を覆い隠すほどの無精髭が特徴の鬼瓦刑事とその隣にいる用事があった人物。その後ろには鬼瓦刑事の部下である警察が10人ぐらいいた。警察はエージェントの二人を囲み、追い詰める。
2「こんなことをして、妹がどうなるか・・・・・」
鬼瓦「彼の妹は我々が無事に保護したよ」
3「なんだと!?・・・・・では、なんで暁 直也がここにいるんだ!?」
1「貴様【わざと】試合放棄をしたのか!?」
暁「あんたの後ろにいるこの作戦の指示をしたおっさんにそうしろと言われたんだ」
エージェントは恐る恐る後ろを振り向く、そこには、ニッコリと微笑んでいた親父がいた。
親父「やぁ!」
1「まさか・・・こいつは!?」
親父「ほお、俺を知っているのか。それより、コイツ蹴っていいか?」
暁「一発だけかましていいぞ。」
親父「一発だけね★」
暁が何かの許可を出したと同時に、掴んでいた手を離す。次の瞬間、親父はエージェントの鳩尾(みぞおち)に強烈な蹴りを入れる。予想外のことで反応出来ず、エージェントは背中を思い切り地面にぶつけ、腹を抱え、むせた。もちろん、暁以外の人は驚く行動だ。親父は鼻で笑って、こう続けた。
親父「おじさんはこう見えて、野生のイノシシを蹴りで一発KOさせたことがあるぞ」
2「くそ、これで終わったと思うなよ!!」
そんな悪役のセリフを言ったエージェント三人は光に包まれてどこか行ってしまった。
親父「これで、彼を縛り付けるものはなくなった。」
鬼瓦「仲間の元に行って来い・・・・・豪炎寺!」
豪「はい!」
豪炎寺はフードを外して、すぐに試合が始まっているグランドへ急ぐ、暁は豪炎寺を追って行く、走りながらも試合状況を確認し始める。
豪「試合状況は?」
暁「親父の情報によると、1−2で負けている。なんとか間に合ってくれよ・・・・」
※すこしアニメの話を飛ばしています※
親父「おーい、直也に豪炎寺君!!俺もついていかないとダメだ!!!」
暁・豪「あ、忘れていた。」
親父「ひどいな!!!!」
二人はチームのことを考えて自分たちの会話に集中していたので、背後から全力疾走していた親父を危うく置いていくところであった。