二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』 ( No.296 )
日時: 2011/09/29 20:01
名前: まい (ID: oS7lpet2)

〜第8話〜「一つになれば、怖くない!」

浦部に代わってアフロディがポジションに着く、皆はやっぱり、疑っている様子が目立つ。でも、今は気にしている場合じゃないのは分かっている。俺は自分に言い聞かせた。
 ダイヤモンドダストのスローインで試合再開、すぐに一之瀬先輩がボールをカットした。周りを見ると、ほとんどの人はマークされていた。やっぱり、ダイヤモンドダストは切り替えが早い。
でも、ただ一人だけノーマークの人がいた。それは、アフロディだったんだ。てっきり、一之瀬先輩はアフロディにパスを出すと思っていた。

一「東條!」
颯「え!?」

なのに、一之瀬先輩は二人もマークにつかれていた俺にパスを出す。なんとかカットしたけど。二人が相手となると、振り切るのに大変だ。
 一人じゃココを突破できない。そう直感した。もう一度、辺りを見てもアフロディ以外の人はマークが厳しくついていた。アフロディとの距離まで、遠い。
だったら、俺にパスが出来るかもしれない!

颯「アフロディ!」
全「!?」

俺はパスを出すとは思わないで、シュートする感覚で蹴った。ボールは高速に回転して、ゴール前にいるアフロディに向けて進む。
対するアフロディは少し俺に笑う余裕を見せて、カットする。

ア「いくよ・・・・」

そう呟いたアフロディは次々とDF陣を抜いていく。そして、ヘルガと一対一になる。
 アフロディは空中でエネルギーを纏わせたボールを背中に翼をはやす、飛行した状態で蹴る必殺のシュートを放った。

ア「<ゴットノウズ>!!」
ヘ「っな!?」

ヘルガは腰を抜けたかのようにあっさりとゴールをゆるした。いや、俺がテレビで見た F Fの決勝で見た<ゴットノウズ>よりも威力が上がっていた。
ドーピングした時によりも強くなっている。これが、正真正銘の実力か・・・・すごい人だな。
 俺はゆっくりと近づいて、軽くハイタッチをした。これで、雷門の人たちも信頼できた!チームがひとつになれば、怖いものなんてない!


晴「なにやっているんだよ。失点するなんてあり得ないだろ」
ヒ「でも、ガゼルも感じ取ったみたいだよ」
晴「なにを?」
ヒ「雷門の・・・・・円堂 守の力をさ」
海「ガゼルも本気になるわね。これで、雷門はおしまいよ」

海夢の冷たく言い放つ言葉に反応したのか、ガゼルの顔は一段と険しくなる。
 ホイッスルが鳴って攻め上がる雷門。対してガゼルは指を振り下ろして指示を出す。

ガ「見せてやるよ。絶対零度の闇を!」

次の瞬間、ダイヤモンドダストの動きがガラリと変わる。鬼道先輩からボールを奪って、次々に雷門エリアに攻め上がる。
 そして、ガゼルにボールが渡り、キャプテンと一対一になる。

ガ「凍てつくがいい!!<ノーザンインパクト>!」
円「<正義の鉄拳>!」

ほぼ互角の必殺技が激しいぶつかり合いを見せる。どんどんキャプテンが押されてしまっていく、どうやら、ガゼルの必殺技の方が強いようだ。
次の瞬間<正義の鉄拳>が打ち破られて、ゴールにボールが突き刺さった。


ここで、前半終了のホイッスルが鳴ってハーフタイムになる。キャプテンは少し俯いて、悔しんでいるように見えたから、話しかけづらい雰囲気になる。

颯「キャプテン?」
円「心配するな、究極技に完成なしさ。次は止める!そして、勝つんだ!」

キャプテンはいつもと変わらない笑顔で俺たちにむける。キャプテンは、勝利を信じている。だったら、俺も頑張って点を取りにいかないと、キャプテンやみんなに失礼だよな・・・・。
よし!燃えてきた!!・・・・っていうか、俺、何気に兄貴以外の人にパスしたのは初めてかも。


その頃、ガゼルは海夢、晴矢、ヒロトと何かを話していた。

晴「互角っていうのは恥ずかしいんじゃないのか?」
ヒ「勝てるよね?円堂君に」
ガ「私は負けない、ダイヤモンドダストの名に懸けて・・・・」

肩を少しだけ震わせながら答えた。それに対して、海夢は深いため息をつく。

海「本当に分かってる?勝たなきゃ、貴方の居場所がなくなるわよ」
ガ「!?」

この言葉に反応したガゼルは海夢を睨めつける。その時、海夢は少し口角を上げて、顔色一つも変えなかった。まるで、ガゼルのことを見下しているように見える。

海「早く行きなさい。試合が始まるわ」





後半が始まった。
 チームが前半でダイヤモンドダストの動きに慣れてきたのか、パスカットやシュートを出す雷門が優先に感じる。
 一方、まけじとダイヤモンドダストもシュートを打つ回数が増えてきた。すごいと思う。でも、なんだかダイヤモンドダストが焦っている気がする。前半の時はかなりナメていた態度がなくなって、本気でぶつかってくる。雷門の実力に驚かされて本気になったのか?

颯「どっちにしても、アイツらは焦ってきている。」

これは、チャンスかもしれない。そう思った。
その時、立向居がボールを奪われてしまった。次々とダイヤモンドダストがパスをつないでいく。そして、ゴール前に上がっていたガゼルに渡った。そして、キャプテンと一対一になって、前半と同じ場面になる。

ガ「<ノーザンインパクト>!」
円「<正義の鉄拳>!・・・・うわぁ!!」

さっきよりはキャプテンの技の威力が上がったようだけど・・・・やっぱりガゼルの必殺技の方が、威力があった。ゴールにまたも突き刺さった。これで、1−2・・・・・時間は残り、20分か。
 ここで、シュートを決めても同点、豪炎寺先輩とコンビネーションをすると、容易いかもしれない。同点になっても、徹底的にマークされると思う。













ここはやっぱり・・・・・・・・まだ未完成だけど。俺の新技を試そうかな?