二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』 ( No.304 )
- 日時: 2011/10/20 19:33
- 名前: まい (ID: 4xHshXk8)
〜第11話〜「意外性がある」
翌日、雷門グランドにて、一日中練習することになりました。鬼道、豪炎寺、土門、一之瀬、颯音は円堂の新必殺技を完成させる手伝いをしました。
しかし、円堂はリベロになったというのに、頭を使わず手を前に出して<正義の鉄拳>を繰り出してしまう。その後も、その繰り返しなので、颯音はかなりイライラしていた。
颯「キャプテン!今はリベロだろ!!」
円「でも!!ついつい、やちゃうんだよな・・・・・・」
分からないわけではない。昨日まで円堂はGKだったから、長年のキーパー体質はなかなか直すのも難しいことくらい分かっていた。でも、さすがにここまで酷いとは思いませんでした。
皆が頭を悩ませる中、颯音はあるアイディアが浮かびました。
颯「だったら、あれを使うしかない」
なぜか怪しげに口角をあげながら、颯音の目が光る。
颯音はイナズマキャラバンの予備のタイヤを2個ほど持ってきて、中のホイールを外します。それを円堂の体に通して、足と顔以外はタイヤで固定して完成!
見た目があまりにもカッコ悪くて体が重い、流石の円堂も顔を歪める。
円「いくらなんでも、これは・・・・・」
颯「駄々(だだ)をこねんな!こうやって手を封じて、額に集中ができるはず!!」
颯音は目を吊り上げ、片手で握り拳をつくりながら、もう片方の手で円堂を指さす。まるで、そこにいる颯音は熱血監督に見えてくる。最後の「はず!!」は気になるが・・・・。
今の円堂にはこれと言った方法がないため。単純にこの作戦の方がいいかもしれない。そう颯音は考えたのであった。
そして、数日後・・・・
円堂はタイヤをつけなくてもヘッドでゴールを守れることができるようになる。そして、<皇帝ペンギン2号>を止められる必殺技<メガトンヘッド>を覚えた。
しかし、リベロ円堂として必殺技がこれだけでは少なすぎる。ここで、鬼道が口を開きました。
鬼「円堂、もっと必殺技を覚えるぞ」
颯「やっぱり・・・・でも、どんな技を?」
鬼「カギは帝国学園にある・・・・」
こうして、一同は必殺技のヒントがある帝国に行くことになった。
帝国学園の中はまるで、軍事施設のような構造となっており、とても中学校とは言えないような広さがあった。そのため、実家と自分が通っていた学校くらいしか見たことない颯音はかなり興奮気味に中を駆け回っていた。
颯「すっげー広いな!!!俺、初めてだ。こんなに広い建物に入ったの!」
目「東條君、少しは立場をわきまえてください」
目金が指摘をするが、颯音はお構いなしに廊下を走り回る。あまりの速さで颯音が先にグランドに着きました。目の前に広がるフィールドが颯音の本能をくすぐります。
颯「鬼道先輩!ここで何をするんだ?」
鬼「円堂に土門。お前たちに<デスゾーン>を覚えてもらう」
円「<デスゾーン>!?」
<デスゾーン>とは、空中にボールを浮かせたところに同時に 3人が飛びあがりボールをデルタ状に囲ってから同時にシュートを繰り出す。これをくらった相手は立ち上がることが出来ないほど威力は高い。帝国はこのシュートを会得するまで一ヶ月の歳月を費やしたらしい。
そんな技をなぜ覚える必要があるのか、土門が疑問に感じる。
<デスゾーン>を覚えるより、円堂 大介のノートに書かれてある必殺技を覚えればいいと思ったからだ。
しかし、鬼道には何か考えがあるみたいなので、円堂達は技の練習をすることになった。
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しばらくして、三人が<デスゾーン>のコツが分かったところで、土門、円堂、鬼道は帝国側へ行き、雷門と帝国と練習試合をすることになった。←適当ですいません!!
鬼道曰く、実戦形式の方が必殺技は完成しやすいということらしい。なんか、違和感があるのは気のせいだろうか・・・・
試合開始のホイッスルが鳴り、先行は帝国学園。鬼道の見事なテクニックで雷門へ攻め上がる。そこに立向ったのは一之瀬だ。
一「鬼道、キミとは一度対決したかった!<フレイムダンス>!!」
鬼「悪いな、一之瀬」
すぐに鬼道は後ろを見ないでバックパスをして<フレイムダンス>をかわす。
かなり帝国を離れて感覚が分からないはずなのに、アイコンタクトをしないでも選手全員の場所が鬼道には分かっているみたいだ。
そして、次々と連携してあっという間にゴール前に行く。
三人「<デスゾーン>!!」
今までで一番息があったと帝国側も思った。しかし、技のエネルギーが相殺してノーマルシュートと変わらない威力になってしまう。つまり、失敗したのだ。
一方、そのシュートを止める立向居は別の必殺技を試していた。それは円堂から託された必殺技<ムゲン・ザ・ハンド>だ。これもかなり難易度がある技でまだコツすらつかめていない状態なのだ。
でも、ここはやるしかない。立向居は目をつぶり、ボールの回転を読み取ることに集中した。
立「パッ シュタタタ ドババババーン!!」
しかし、技が発動しなかった、失敗に終わる。シュートした技も失敗に終わっていたのでゴールには入ってない。
颯「どんまい、どんまい!次を頑張ろう!」
立「うん!」
颯音の励ましで少し肩の力を抜いて、またボールに集中する。
その後、何度も<デスゾーン>と<ムゲン・ザ・ハンド>を試すが、結局出来ないまま前半終了になり、ハーフタイムになった。やはり鬼道が疑問に思うのは<デスゾーン>が完成できないのかだ。
鬼「(なぜだ?タイミングは、合っているのに、なぜ完成しない?)」
颯「鬼道先輩!思ったけど<デスゾーン>って帝国と全く同じタイミングで合わせられない?」
鬼「どういうことだ?」
颯「だって、帝国は軍人って感じで選手一人ひとりが完璧に動いて連携技をする。でも、雷門は個々の力をぶつかり合って連携技を完成させるって思わない?」
颯音の意見を聞いて、鬼道が何かひらめいた。
鬼「分かったぞ。なんで必殺技が完成しないのかを・・・・・東條、お前は意外性があるな」
颯「あ、ありがとうございます」
意外性と言う言葉はよく分からないが、とりあいずはお礼を言っておこう。そう思いました。
==謝罪文==
どうも、この小説の作者、まいです。ここで、謝罪をします。更新があまりにも遅くてすいませんでした!!!!
理由は、ここ1週間ちょっと文化祭の居残りがあったり、二日間あった文化祭が終わって
小説を書きこもうとしてもなかなか、頭が働かなくてネタが思いつかず、「おかしいな?」と思い、体温計を見たら39度というシャレにならない数字が!!!!←実際に学校を休みました
本当にこの10日間、遊びに来なくて読者の皆様、申し訳ありません。今後、体調管理には気を付けます。