二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』 ( No.309 )
- 日時: 2011/11/06 21:36
- 名前: まい (ID: 3wpMAvcZ)
〜第13話〜「正治の行方と暁のため息」
「二日後の帝国スタジアムで宇宙最強は誰なのかを証明しよう」
それだけ言うとカオスは姿を消した。その後、明日の練習に備えて雷門はすぐに解散しました。あの二つのチームを相手することになったので士気は下がった。
颯「アイツらって仲が良かったんだ・・・・・なんか意外だな」
と、一名だけ二人の仲について勘違いをしています。「本来はライバル同士だよ」と言いたくなりますね(作者の感想)
夕方になり、辺りがオレンジ色に染まっていたころ、瞳子とマネージャー三人は会話をしていた。もちろん、内容はカオス戦について、マネージャーが事情を話すと瞳子の表情が険しくなった。
瞳「ダイヤモンドダストとプロミネンスの融合チーム?」
夏「はい。ところで、暁君の容体は?」
瞳「病院からの連絡によると、意識が戻る気配がないみたい。それに、正治さんとも連絡が取れないの・・・・・」
秋「暁君のお父さんは無事なんですか!?」
瞳「そこが問題なのよ・・・・彼が心配ね。もしかしたら、彼の身に何か起こったのかしら?」
情報をいつも与えてくれている正治は雷門にとって、重要な存在だった。それが、暁を病院に届けると言った後、行方をくらませていた。瞳子は何度も彼に電話をかけたが、通じないのだ。電源を切っているか、どこか遠いところにいるしか考えられないのだ。もしかしたら、行方不明になっているのかもしれないのだ。
瞳子達の会話を聞いている人物がいた。その人物は4人に気付かれないように壁に身を隠していた。?は肩を落として、携帯にある番号と押し。携帯を耳に近づけた。しばらく着信音が鳴った後、中年の男性が電話に出た。
『なんだ?さっきも電話をくれただろう。情報はもう十分だ』
?「ただ今入った情報ですよ。雷門が貴方の噂をしています
正治さん」
親父『まぁ、三日も姿を消しているから当然だろうな♪あの瞳子さんが俺の事を心配してくれているんだ♪』
?が電話している相手はなんと、正治だった。正治は心配されていることが分かっているのか、リズムを刻みながら嬉しそうに言う。?は呆れて、深いため息をついた。
?「陽気に言っている場合ですか?だからあの時、暁 直也を病院に届けた後「雷門に戻った方がいい」と言ったのに」
親父『ダメだ。今、雷門に戻ったら、俺のやるべきことができなくなる。それに、例の作戦を実行するチャンスを逃すことになる!』
さっきと変わって声のトーンは低くして、真剣にやっているアピールをする正治。しかし、?には逆効果だった。耳に当てている手に力が入り、血管が浮き出て、携帯に少しヒビが入る。
?「いいですか。貴方の正体は雷門にもエイリア学園にも知られてはいけないことです。もう少し、危機感を持って行動してください。百歩譲って雷門にバレても、自分が何とかしますが。エイリア学園にバレたら、終わりですよ」
親父『説教はやめてくれ。ただでさえ苦手なのに、冷静に言われると心が傷つく』
?「上司が部下に説教なんかされたくありませんよね。正治さんの身勝手な行動で作戦が中止になって、部下である自分もボスの説教に巻き込まれるから。絶対に貴方の部下になりたくなかったです。傷つきたくないのなら、仕事に集中してください!」
親父『そ・・・・それより、アイツから何かの指示が来たか?』
この説教には流石の正治も降参するしかありません。なんとか、話の話題を無理やり変えようとします。すると、さっきまで威勢が良かった?は急に黙り込んだ。
正治は直感で「?にとって辛い指示を与えられた。」と思いました。電話越しだが、カタッとパソコンのキーボードを打つ音が聞こえた。どうやら、今から起動させるみたいだ。キーボードの音が止んだ頃を図って、?は口を開いた。
?「はい、来ました」
親父『指示の内容は?』
?は、エイリア学園を支配している男からの指示を正治に伝えた。話している?の声は次第に震えていく。
?「・・・・・・以上です。」
親父『そうか、キミはその指示を聞いてくれ。前にも言ったが、これも怪しまれないためだ。どんなに辛い指示でも我慢してくれ』
?「了解。あとは作戦通りに動けばいいんですよね?」
親父『あぁ、息子達を頼む』
それだけ言うと、正治は電話を切った。?は目を細めて空を見上げた。
?「こんな無意味な宇宙人ごっこ。もう、やめてほしいな・・・・・・」
?は携帯をポケットにしまいながら、自分に聞こえるか聞こえないか程度の声で呟いた。
<練習風景を描くと話が長くなるのでカット!!>
二日過ぎて、カオス戦があと15分と近づいていた。帝国スタジアムにこれまでにない緊張感が漂った。
その時、颯音のカバンに入っている携帯が鳴った。
颯「誰からだ?」
颯音は携帯を取り出して着信ランプに表示されていた文字は『公衆電話』だった。颯音は戸惑います。間違い電話しか思えなかった。第一、大事な試合を目の前にして電話をするのは正治や暁ではない。そう思っています。颯音は携帯をカバンにしまった。
その頃、暁は・・・・目を覚ました後、病院を急いで抜け出そうとしたが、その前に現状を把握する方が先と考えて颯音に電話をかけたのだ。自分の携帯はこの5日間、充電しなかったせいで、電池切れで使い物にならなかったため、公衆電話しかかける方法がなかった。しかし、颯音に着信拒否されてしまい。受話器を元の位置に戻した。
暁「あのバカ野郎・・・・・・俺が現状把握出来ないじゃないか」
普段よりも、ドス黒い声を出して、思わず公衆電話に八つ当たりしたくなるくらいにムカついた。しかし、場所を考えるとその怒りを鎮めるしかない。
ついさっき起きたばかりで、チームの状態が分からないのだ。テレビを見ると円堂はDFになっているし、男か女か分からない人物か知らない間にチームに入っているし、ダイヤモンドダストとプロミネンスが合体したチームが現れるし。そのせいで暁はパニック状態でいつもより荒れているのだ。
暁「もう、何が何だかわからん」
本当は叫びたくなる気持ちを抑えて、暁はとても重いため息をだし、肩を大きく落としながら呟いた。
==作者の感想==
やっと暁を出せることができた———!!!!暁は1か月と少し、出て来ていませんでした!!!←
あと、読み返したら・・・・・電話ネタが多い!!!!どうしよう。暁はいつのタイミングで試合に乱入させればいいんだか。
暁「本音を暴露するな。駄作者が・・・・・あ、読者の皆様。今度からコメ返しは俺に戻ります。颯音には迷惑かけたなぁ・・・・」
では、続きは番外編の10日かな?出来たら、11日のポッキーの日を使うか迷っているもっと更新したいのが本音です!