二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第二章・影山と暁』 ( No.57 )
日時: 2011/06/11 08:11
名前: まい (ID: IuyVjioB)

〜第2話〜「昔の夢」

俺達は今、愛媛のコンビニに来て休憩している。俺は一人キャラバンの中であの夢を見ていた。

?『うわああぁあぁぁあ!!!』
おじ『坊や!しっかりしろ!傷を見せてくれ!!』

俺はただただ泣き叫んでた傷の痛みは感じないほどの重傷だった。おじさんが俺を揺すって落ち着かせようとしてくれたが、俺はますますパニックになる。

おじ『これはひどい!坊や名前は?』
?『なまえ?なまえなんかわからないよ』
おじ『まさか、記憶喪失なのか!?待ってろ、今すぐ救急車を呼んでやるからな!!』

その後、俺はおじさんが救急車を呼んでくれて一命をとりとめたのだが背中の傷は一生が残る。しかも医者から記憶喪失と言われた。体で覚えているサッカーは出来るが、本当の名前がわからない、そんな俺を引き取ってくれた人が親父だった。しかも名前も与えてくれた。

親父『お前の名前は暁 直也だ!』
暁『あかつき なおや?なんで?』
親父『俺の苗字が「暁」で名前は傷が早く治るようにな』
暁『おじさん僕————なんだよ』

その時の言葉は雑音にかき消されて聞き取れなかった。きっと俺がその言葉を覚えていないからだ。その時の俺の目は悲しみと怒りが混ざったような孤独な目をしていた。俺は・・・俺って一体なんなんだよ?



?「暁くん?」
暁「吹雪・・か?」

目が覚めたら吹雪が隣にいた。悪い夢を、あの時の悪夢を見て疲れた。おかげで俺の体から寝汗が大量に発生していて気持ちわるくなった。

吹「悪い夢でもみたの?」
暁「わかるか?」
吹「うん、なんかうなされていたんだよ」

うなされていたのか俺が?まぁ悪い夢だったな。あの時はとても孤独な感じだった。結局は俺って独りになってしまうのが運命なのかな?あぁ、俺は何でここに居るんだ?そんな疑問がふと頭に浮かんだ。

暁「別に、汗がべとべとする。コンビニってトイレあったか?」
吹「う〜ん・・ないんじゃない?」
暁「マジかよ・・・着替えられん」
吹「ねぇ、なんでここで着替えないの?」
暁「色々事情があるんだ。ほっといてくれ」

そう言った俺はキャラバンから降りた。