二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第三章・大波乱の遊園地!』 ( No.80 )
- 日時: 2011/04/21 18:29
- 名前: 琴海 (ID: 0NXasKQ3)
〜第3話〜「吹雪の過去」
俺は今、観覧車に乗っている。目の前には吹雪の弟のアツヤと言う人物がいる。
ア「いつから気が付いていた?」
暁「最初に会った時から」
ア「そんな早く気が付いてたんなら、わざわざ観覧車に乗るのかよ」
暁「はぁ、本当はもっと前に話したかったが、遊園地に着いたときからずーと後をつけられてた」
ア「なんだと?」
暁「多分、俺とお前が目的だろ?観覧車なら侵入できないしな」
ア「なぜ、俺の存在を皆に話してないのがわかったんだ?」
暁「染岡の一言で話してないのがわかった」
ア「?」
暁『エースストライカーの座は吹雪、暁、お前達にやるよ』ってな。お前の名前が出てない。俺の見た感じは染岡はお前にとっては一番信頼できる存在だ。そいつにも話さなかったなら、誰も知らないってことだろ?」
ア「まったく、すげー推理だな、昔の話になる
俺達兄弟はサッカーをしていた。兄貴がボールを奪って、俺はゴールを決まる。まさにFWとDFがすごい兄弟と言われた。だが、ある日家族を襲った事件が起きた。それは俺達のサッカーの試合が勝って親父とお袋が車で帰った道路で起きた。
突然の雪崩だ。俺はその雪崩で死んだんだ」
暁「それがなんで吹雪の体にいるんだよ?」
ア「そんなこと、俺も聞きたいだが、兄貴は助かったんだ。」
暁「なんで?」
ア「兄貴は車から放り出されて、俺は次の雪崩に巻き込まれた」
なるほどそれで吹雪は助かってアツヤの方は・・・
暁「そうか・・・なんかお前未練でもあんのか?」
ア「さぁな」
暁「はぁ〜、話がややこしい」
俺はため息をついて外の景色を見ながら頬杖をついた。
ア「お前はなんか悩みあんのか?」
暁「そう見えるか?」
ア「いや、お前お気楽でいいな」
なんだそれは?俺ってお気楽か?
暁「うっせーな・・・あるにはあるが」
ア「なんだ?話してみろ」
暁「別にいいだろ?」
ア「兄貴を乗り回した罰だ話せ」
おいおいそれは無いだろ、こいつもしかして意外と兄貴思いなのか?
暁「そんな罰知らん・・・じゃあな!!」
俺はいそいで観覧車から降りた。あとからアツヤが追いかけてくる。
ア「おい、逃げるな!!」
うわ!こいつも足速い捕まったら話すのはゴメンだ!!
俺はこうして10分間アツヤから逃げた。なんだか、俺と吹雪の仲深まったかな?
?「見つけた。一条 氷空に吹雪 士郎」
この時から、俺達を狙っている連中にも気を付けないとな・・・