二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第一章・氷のテクニシャン』 ( No.9 )
日時: 2011/04/18 22:41
名前: まい (ID: /fPzXfuw)

〜第六話〜「暁が先生!?」

その頃雷門は・・・部屋で暁の事について話していた。

鬼「暁のことどう思うみんな?」

鬼道が指揮をとる。しばらく沈黙が続く・・・皆は何と言うか、言いずらそうな空気だ。沈黙を破ったのは土門だった。

土「何と言うか、自分勝手な奴だと思うが・・・」
一「最初はサッカーが嫌いとか言ってたけど、さっきのスピードはけた外れだった気がする」

一之瀬の言うとおりだ。暁はさっきダッシュで食堂に行った。そのスピードは風丸並みの速さなのがわかった。

鬼「確かにあのスピードはただ者じゃないな」
円「でも、あいつの話が本当なら、すっごく強いんだな!」
風「まったく円堂は暁は「サッカーが嫌い」って言ったんだぞ、そんな奴が仲間になると思うか?」

風丸の言う通りだ。そもそもこの旅は全国を回って地上最強のチームをつくるために仲間を集めている。しかしスカウトされた本人がOK をしてくれないと仲間にできない。頭を悩ますメンバー円堂が「なんとかなるだろう」と呟いてメンバーは呆れる。

部屋の外から大勢で走ってくる音が聞こえた。しかもどんどん音が近づいてきた。その時だった。一人の男
の子が大声で

男子A「みんな!腹いっぱい食うぞ」
目「食う?」

目金は部屋を声のする廊下に出たその時、小学生ぐらいの子供が走って<どん!!>っと大きな音が廊下中に聞こえた。

目「な、何をしているんですか君達は!?」
女子A「きをつけろメガネヤロー!!」
目「君達が廊下を走るからでしょ!?」

目金は自分より小さな子供相手に怒鳴りつける。円堂達は気になって廊下に顔を出した。しびれを切らした子供達はわざとらしく大きな息継ぎ(いきつぎ)をする。そして

男子B「せんせい!!このひとが!!!」
?「ん?どうした?」
目「せ、先生!?」
吹「へ〜えこの子たちに先生がいるんだ。」
目「のんきなことを言ってないで僕を助けて下さいよ!」
小「自業自得だよ〜うしっしし」
目「そんな!」

完全に目金は皆から見放された。目金は近づいてくる足音に怯えていた。その時、

暁「どうしたみんな?って雷門かよ」
円「・・・え?先生?」
暁「いかにも俺はこいつらの先生だぞ」
全「えぇー暁が先生!?」

なぜか先生と呼ばれた暁が現れた。暁は子供達に話しかける。

暁「ほらみんなそこの眼鏡かけてる人に「ごめんなさい」は?」
男子C「だってこのひとがきゅうにあらわれたんだ」
暁「でも、お前達ろう下走っただろ廊下を走らないのが先生との約束だろ?」

暁は腰に両手を当てながら子供達に言う。まさに怒られている生徒と怒っている先生だ。さすがの子供達も暁の殺気に負けた。

子供達「ごめんなさい。」
暁「それでいい、え〜と眼鏡君すまない」

暁は目金に頭をさげた。目金はなんだか罪悪感と自分が悪いように感じた。

目「べつにいいですよ」
暁「みんな下に行ってご飯さきに食べてろよ」
子供達「は〜い先生」

そう言いながらも走る子供達に呆れながら大きく息を吸って暁は叫んだ。

暁「まったく!何回走るなと言ったらわかるんだ!!!」

その声は学校全体に響いた。おもわず円堂達も反射的に両耳をふさぐ暁って怒ると鬼みたいだなと思うメンバー

円「え〜と先生ってなんで?」
暁「ここは孤児を預かる場所でもあるんだあいつらは孤児だ」

その言葉に雷門の連中はおどろきを隠せなかった。鬼道だけは眉間にしわをよせただけだが。

暁「引き取りのない小学生もここに預かるんだ。俺は世話係であり。先生でもあるんだ寮生なのも孤児のためでもある」

その後暁は自分が孤児のことは言わなかったが、この学校について話した皆・・・暗い顔をしながら暁の話を聞いていた。