二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第三章・大波乱の遊園地!』 ( No.99 )
日時: 2011/04/23 18:48
名前: 琴海 (ID: e.d4MXfK)

〜第17話〜「ハーフタイムで・・・」

その後は吹雪の<エターナルブリザード>を止められ、イプシロンのゼルが<ガニメデプロ>を打って、円堂が止める。譲れない試合になった。

なんかデザームはさっきから俺の事を見ている。俺は視線に構わずゼルからボールを奪ってパスをつなぐくらいの事しかやってない。まだシュート技は早いと考えたからだ。

<ピッピー!>

前半終了のホイッスルが鳴った。ハーフタイムになる。

円「いいぞみんな!イプシロンに負けてないぞ!!」
秋「後半も、この調子で頑張って」
栗「必ず奴らを止めるでやんす!!」
小「お・・・俺だって」
春「DF 頼むわよ」

音無はそう言って小暮にドリンクを渡した。

小「お・・・おう!」
円「俺達、確実に強くなってる!!」

すると鬼道は監督に意見を言った。

鬼「監督、吹雪と暁をFW にあげて下さい」
暁「鬼道、思い切った作戦だな」
鬼「前半の様子で決めました。吹雪の<エターナルブリザード>も必要と考えました。それに、前半で暁が思い切り蹴ったノーマルシュートが少しだが通じたのを考えると・・・」
瞳「・・・吹雪君と暁君は大丈夫なの?」
吹「はい!」
暁「俺はDF のままでいい、リカがFW をやれば?」
リ「え?なんでや!?」
暁「あのな〜この試合は1点で勝敗が決まる展開だ。俺がFW に出てもいいがここのDF がどうも心配だ。」
壁「俺達じゃ心配っすか?」

落ち込む壁山、栗松が壁山の肩を叩いて「どんまいでやんす」と励ます。

暁「それにさ・・・////」
円「それに?」

俺は目線を皆から外して、赤くなりながら右手の人差し指で頬を掻いて皆に言った。


       「それにさ・・・俺がシュートを打たなくても、ゴールをしてくれると信じてるから・・・////」


ハッキリ言ってこっぱずかしい言葉だ。だが、俺の本心でもある。皆は恥ずかしがっている俺を見て少し笑っていた。

円「暁!絶対ゴールを守ろうな!!」
暁「あぁ、吹雪」
吹「な、なに?」
暁「ゴールは俺達が守る、デザームからシュート決めろよ。頼んだぜあと、DF の時も頑張れよ」

この言葉の意味がわかるのは俺と吹雪しかわからない。この言葉の意味は「士郎もがんばれよ」と言う意味もあったんだ。吹雪は作り笑いをして俺を見た。俺は吹雪に向かって笑い返した。