二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 東方稲妻輝 【東方Project×イナズマイレブン】 ( No.25 )
日時: 2011/03/19 21:21
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
参照: 第零話終了…!

_____暗い。





意識はあっても目を閉じているから当たり前だけど、暗い。





あと、ベッドの心地が違う。





ソファーみたいだな。





気持ち良いけれど、何か違う。





一体、何なんだろう。この気持ち。





ずっといると、"孤独"しか感じられない様な気がする。





あの時とは違う、孤独が。





少年が目を覚ますと、目の前に広がるのは壁。





少年の言う通り、とても暗かった。





感覚は、寝ているというよりも、座っている感覚に似ていた。





腕は肘掛(ひじかけ)の上に乗っている。





体制が寝ている感覚と似ている為、ロッキングチェアだと思われる。





「—————」





何処からか、声がした様な気がした。





気のせいだと思ったのか、また眠りに就こうとした。





「———、———————よね」





今の声は、うっすらだが、はっきりと聞こえた。





少女の声だろう。





少年はあえて、反応しない。





「でも、———よう」





先程よりももっとはっきりと聞こえた。





「君、誰かな?」





「?!」





流石に不味(まず)いと思ったのか、訊いた。





「…いるんだね、何処かに」





「何で、分かるの?」





「声が、聞こえるから」





「ふぅん…」





「それにしても、此処は一体…」





「ああ、此処はね、

























         幻想郷だよ」



     続

やっと第零話終了です(`・ω・´)
少年のヒントは「完璧」、少女のヒントは「グリコ」です。
なお、少女の能力は不安定、という設定にしてあります。
あと、少年が付いた場所の景観は、少女の部屋で、「別室」という形となります。