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　　　　　〝ねぇ、待って！〟




　—僕に近づかないで


　　　　　　お願いだから—


　—来ないでくれ！


　　　　　　〝何故？〟


　—来たら君も死んでしまう


　　　　　　〝そんなはずない〟


　—来るな！！



　　　　　　〝いいえ。私はあなたの元に行く〟


　—やめろォォォォォォオオッ！



　　　　　　≪ザワッ…！≫

風が悪魔を呼ぶ。悪魔は微笑み、少女の中に入り込んだ。


一人の男の子の前に一人の少女は倒れた。
息はしている？

いや…していなかった。目を開けたまま倒れている。

　
　—だから…ッ！言ったのに。

　　　　　　　何故僕なんだ！—

　—僕は嫌だぁぁぁぁああ！！