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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: めだかボックス -奇特な存在- ( No.2 )
- 日時: 2011/04/04 13:30
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: MlJjY9/z)
生徒会戦挙が終わって数日後、箱庭学園は完全にもとの姿を取り戻しつつあった。 にぎわう生徒の声、相変わらず不登校の13組の生徒達。
そんな中、1組にしてノーマルなのに戦挙に出場していた人吉善吉は、校舎を見上げていた。 普通、こんな変な行動に出るのは卒業式の終わった直後の卒業生くらいのものだろうが、彼の体感時間の中では既に3年以上経過し、卒業式も終わったかのような錯覚にとらわれていた。
「もう、終わったのか。 何だか、生徒会戦挙をやっている間は、長く感じたけど、……終わってみると短く感じるな」
そんな言葉をふと漏らし、下駄箱に自分の靴をしまい、上靴に履き替えるとそのまま自分の教室に向かった。 そして、その日は生徒会長黒神めだか以上に完璧で、マイナス13組の球磨川以上に奇怪な生徒が、ここ、箱庭学園へと転校してきたのだ。
もちろん、毎度の如く理事長の考えで——。
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