二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 〜冒険の書〜 一章 *弐話* ( No.29 )
- 日時: 2011/03/22 21:50
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
- 参照: やべ。書いてるうちに楽しくなってきたw
弐話#何時もの朝
「は・ん・せ・い・し・ろ!」
「分かったから風丸裏にならないでくれ!」
「・・・そう言って守らなかったのは何回有るか」
風丸は表裏激しいようだ。
茜のツッコミも激しいが。
「風丸。先に倒れている奴をこちらに戻すのが先決だ。」
「チェッ・・・分かったよ。レイズデット!」
術技を叫ぶ。
すると風丸を中心に白い光が下に浮かび上がり、倒れている者達まで広がっていく。
「ん・・・・・・」
すると、息を吹き返したのか、次々と起き上がる。
「おはようございまーす」
「「「「「おはようじゃない!」」」」」
円堂のすっとぼけた言葉に、その場に居た全員が突っ込んだ。
「ったく・・・円堂と付き合うと何時もこれだ。」
「ま、それでも楽しいから来てやってんだけどな!」
倒されて居た者達、皆が円堂よりも年上のようだった。
「ありがとうございます・・・毎日毎日」
風丸が申し訳無さそうに謝っている。
「いや良いって事よ!じゃあ帰るかな!」
そう言って、大人達は道場を出て行った。
「・・・此処の人達、柄が良くて良かったな」
「ああ。もし悪かったら如何なって居た事か・・・」
こっちの二人は、申し訳無さそうな顔で大人達の帰っていく姿を見ていた。
当の本人は・・・・・・・
「〜♪」
暢気に鼻歌を歌っていた。
「「円堂!!」」
::::::::::::::
「たっだいまー!!」
威勢のいい声。
勿論、円堂の叫び声だ。
「五月蝿い」
「・・・ちょっと黙ろうか」
「わ、分かったから黒いオーラ出さないでくれっ!」
円堂の反応だと、この二人は怒ったら凄い事になりそうだ。
「・・・またお前達。朝っぱらから元気だな」
「豪炎寺。お早う」
「ああ。」
この白い髪が特徴的な者は”豪炎寺”だそう。
「そういえば、鬼道は?」
「まだ寝てるぞ。昨日書類の整理とかで寝不足らしい」
「またか・・・鬼道に任せっぱなしだもんな、上の人達は」
此処は所変わって宿場。
茜達の様な少年少女が寝泊りしている。
「・・・・・・お早う」
「あ、ゴーグルオフ。レアじゃん」
「茜・・・・・それ関係ないから」
少年が起きてきた。
まだ眠そうだが、無理して起きてきた様子。
そして、この少年はゴーグルとマントを愛用している。
ゴーグルを外すのは滅多に無いので、確かにレアだが。
「鬼道・・・まだ眠そうだな」
「今、何時だ・・・?」
「えっと・・・6時ぐらい、かな?」
「・・・三時間しか寝ていない・・・・・・」
「え、まさかの3時就寝?!」
風丸が驚く。確かに三時間は辛いだろう。
「まだ寝てても良いのに・・・」
「そうは行かない・・・今日は呼び出しが有るだろう・・・」
「「「「・・・・・・あ」」」」
「・・・もしかして全員忘れてたか?」
「そのまさかだな」
豪炎寺が苦笑する。
豪炎寺はまじめな方なので、忘れているのはよほど珍しいのだが・・・
「俺、話聞いた時、半分寝てたかも」
「「駄目だろ、それ」」
「豪炎寺がボケた!」
風丸と茜のツッコミ、円堂の関係ない話。
「・・・・・茜」
「何?鬼道」
「今日のご飯当番、お前」
「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」
「あ、忘れてた!」
「茜〜・・・」
円堂が半分泣き顔で話す。
「悪いっ!すぐ作るよ」
茜は逃げるようにその場を離れた。
「茜って、秀才なんだけど・・・」
「何処か抜けてるんだよなぁ・・・・・・」