二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.2 )
日時: 2011/03/24 16:18
名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)

第2話 「王国花騎士隊」


ジュリア「最近、『花騎士』の部隊が減ったわね。」
サクラ「さっきのにしたってそうだよ。『戦士』ばっかりで。」

『花騎士』。
それは『伝説の武器職人』が生み出した武器を自由自在に操る事が出来る、騎士の事だ。
その武器にはそれぞれ、花の名前が付けられている。
ジュリアやサクラが使っているのもそのうちの1つである。
ジュリアが使うのは魔槍【薔薇】。
細かい細工が数多く施されている槍である。
一方サクラが使うのは美刀【桜】。
柄の部分が桜の形になっていて、鑑賞にも使える刀、剣。
つまり彼女らも『花騎士』なのだ。

ジュリア「さて、とりあえず隣町に行きましょうか。」
サクラ「了解〜♪」






一方変わって、王国。

??「『アルタイル』への攻撃が失敗したようです。」
??「何だと!?」
??「本当か?エドガー・バルチナス。」
エドガー「えぇ。真実です。しかも『彼女』が居たらしい。」
??「そうか…。どう出る、フィディオ・アルデナ。」
フィディオ「…彼女達を、捕らえる。早いうちに仕留めて置かないと、王国の為にならない。」
エドガー「そうですね。君はどうかな?マーク・クルーガー。」
マーク「俺も賛成だ。奴等の首は早めに王に差し出してやる。ディランはどうだ?」
ディラン「ミーも賛成だね!テレスは?」
テレス「反対すると思うか?」
ディラン「いや、思わないね!」
フィディオ「…何時まで持つかな?最強と言われた『花騎士』達は。」

そう言って立ち上がるフィディオ。

フィディオ「聖剣【水連】。これで彼女達を、捕らえてみせる。」
マーク「つくづく酷い男になったな、お前は。本当に『彼女』の『恋人』だったのか?疑わしいぞ。」
フィディオ「君が言える立場かな?そっちだって『恋愛関係』にあったはずだ。」
マーク「そうだな。…だが、俺はそんな過去はもう捨てた。俺は奴を、殺してみせる。幻槍【蒲公英】でな。」

エドガー「どちらも歪みましたね、彼女達が抜けてから。」
ディラン「恐ろしいね〜、全く。」
テレス「…戦に、そんな感情を持ってきた奴が悪いんだよ。どっちもどっち、ってやつだ。」

静かに、そして恐ろしく、戦いは始まろうとしていた。


第2話 終わり