二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.4 )
日時: 2011/03/24 16:19
名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)

第4話 「王国の使者」


王国。
正式名称は『絶対王国イグドラシル』。
その絶対王国の源は王国の中央に位置する『世界樹』。
『イグドラシル』は戦争で負けたことはなかった。
何故なら、『花騎士隊』が居たから。
『花器』と呼ばれる武器をもつ兵士が10数人居て、その10数人が隊を指揮するのだ。
その『10数人』の中の2人が、ジュリアとサクラだったのだ。


罵声を浴びせられるジュリアとサクラ。
それを諸共しない2人。

ジュリア「…行くわよ、サクラ。」
サクラ「ぅん…。」

そう言って2人が村を出て行こうとした、その時だった。

<<ドオォォォォンッッ>>

「「!!」」

と、土煙が立つ。
その後に現れたのは、銀髪の少年。

??「見つけましたよ…。」
ジュリア「…聞いた事のある声ね…。」
サクラ「!! 『王国の使者』…!!」
??「思い出していただけましたか、御2方。」
ジュリア「…ラオン・アザリア!!」
ラオン「案外早く見つかってよかったです。じゃないと、僕が『彼ら』に殺されてしまいますからね。」

ラオンの右手には、大きな剣が1本。
刃の部分には、百合の花。

サクラ「ジュリア!アレ大剣【百合】だよ!!」
ジュリア「…まずいわね…、まさか『花騎士』に昇格したとは…。」
ラオン「僕は貴女達を傷つけるつもりはない。いえ、傷つけてはならない。」
ジュリア「それもご命令だと?」
ラオン「えぇ。その通りです。」

「僕はマーク様とフィディオ様に、貴女方を王国に連れてくるよう命じられ、この場に来ました。」

ジュリア「…残念ながら、私は行かないわ。」
サクラ「間違ってるのは王国なんだよ!?どうして気付けないの、ラオン!!」
ラオン「……世界の…為ですっっ!!」

そう言うとラオンは【百合】を大きく振りかざす。
そして

「“白百合・大破斬”!!」

それをかわす2人。

ジュリア「紅・“スカーレットミミ”ッ!!」














次の瞬間。

ラオン「『涙輝石・イグドラシル』!!」


彼ら3人は、消えた。


第4話 終わり