二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.11 )
日時: 2011/03/24 16:26
名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)

第10話 「『花騎士』全滅作戦」



王の間。
此処に5人の『花騎士』が居た。
そして、国王も。

王「そなた達を呼んだのは、重大な件についてじゃ。」
ジュリア「何でございましょうか、国王。」
王「先日、フィディオ・アルデナと清野サクラ…いや、サクラ・カーライトが逃亡したのは知っておるな?」
ジュリア「はい。」
王「これは前々から計画していたのだが、今、発動しようと思う。」
ジュリア「…。」

ジュリア達は、この作戦のことを知っている。
それは、サクラとフィディオにも、伝えた、あの恐るべき作戦。

王「今!!『花騎士』全滅作戦を開始する!…そなた達『花騎士』も、処刑じゃ。」
エドガー「なっ、どう言う事ですか!!」
ジュリア「処刑なんて…!!」

と、知っていながらもリアルに演技をする。
悔しさを、噛み締めながら。

マーク「国王!貴方はこれほど王国に尽くした『花騎士』を処刑するというのですか!!」
王「…そうじゃ。」
ジュリア「私は1度、王国を裏切った。だから私が処刑されるのはまだ分かります。ですが…」

「今までこのイグドラシルが絶対王国で在れたのは彼ら『花騎士』が居たからではないんですか!!国王!!」

王「『花騎士』は、絶対の力でありながら、絶大な反乱勢力だ。今、処刑しなければならない。」















5人は牢獄に入れられた。
その日のうちに。

ジュリア「処刑は明日。それまでに何としても逃げ出さないといけないわ。」
マーク「あぁ。だが、『花器』は全て奪われた…。」

そう。
【薔薇】、【蒲公英】、【梅】、【菫】、【鳥兜】、【金木犀】まで奪われたのだ。

ジュリア「私達の手持ちの武器は0よ。…だったら体術で行くほか無いでしょ。」
テレス「ってアンタ体術苦手じゃなかったか?」
ジュリア「克服したわよ、それくらい。あと…。」
マーク「何だ?」
ジュリア「国王が『花器』を奪った理由は、他にあるわ。」
ディラン「?? what do you mean?」※「どういう意味?」
ジュリア「知ってるでしょ?絶対の花魔法の存在を。」
エドガー「…【無限大輪花】ですか。」
ジュリア「そう。アレは世界滅亡魔法として知られてるわ。…発動条件は?」
マーク「…30の『花器』を集結させる。」
ジュリア「そう言う事。つまり、私達がさっき奪われたのは6つ。あと、ラオンの【百合】と【ラベンダー】、【ヒヤシンス】、【フリージア】で10になるわ。」
マーク「…となるとすでに3分の1がすでに揃っているのか!!」
ジュリア「そう言う事よ。国王は絶対にこの魔法を狙ってる…!!」

世界滅亡魔法【無限大輪花】。
      これを止められるのか——!?


第10話 終わり