二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.126 )
- 日時: 2011/08/22 13:22
- 名前: 薔薇結晶 (ID: r2A2j.BO)
- 参照: http://bluerosebreak.blog.fc2.com/
第44話 「戦争の幕開け」
<<バキンッ、キィンッ>>
水無月「“地獄彼岸”ッッ!!!」
彼岸花が其処彼処に咲き誇る。
情報局『輪廻』局長、水無月星夢が相手にしているのは。
豪炎寺「“火翔鳳凰”ッ!!」
豪炎寺剣法道場次期当主、豪炎寺修也。
炎剣【鳳仙花】で、彼岸花を焼き尽くす。
その場は一瞬にして焼け野原と化す。
水無月「チッ、普通『花器』の花を焼き払うかよ…。」
豪炎寺「俺は手加減が嫌いだからな。」
水無月「知ってるつーのっ!!」
ダン、と踏み込んで空中を舞う。
星夢はその状況から、
水無月「地獄の川を渡って来い、“三途呪縛霊”ッッ!!」
その戦闘を観戦しているメンバーは。
円堂「豪炎寺死なないよな…?」
鈴蘭「どうでしょう。でも星夢さんは本気でやってますね。」
スーラン「殺す気だったりして。」
風丸「冗談じゃないぞ…。」
吹雪「でも、豪炎寺君も本気出すみたいだね。」
豪炎寺「御免だな、“火炎悲愴斬”!」
幻想を斬り潰す。
水無月「【鳳仙花】は技のバリエーションが多いんだよな…。」
豪炎寺「【薔薇】ほどでも無いけどな。」
ちらり、と後ろを見る。
其処で繰り広げられているのは…
ジュリア「“ローテ・ローゼ”ッ!!!」
ゴオォッ、と、紅色のオーラが無数に襲う。
襲っている相手は…
マーク「流石に“地這草”だけじゃ持たないな…。」
テレス「だな。矢も打つのが精一杯だぜ、」
ジュリア「まぁこれからはその隙すら与えてあげないけどね。」
踏み込んで、一気に距離を詰めてきた。
マーク「(此処に来て接近戦か…!!)」
テレス「(よくそんなに体力持つよな…)」
“地這草”の根を“紅姫”で焼き尽くし、接近戦で負かす気だろう。
凄まじい金属音がその場を包む。
サクラ「ジュリア怖っ。」
フィディオ「マーク達を殺しかねない…。」
サクラ「ジュリア——、殺さないでねーッ!?」
分かってるわよ、と返事が来るが、怪しい所だ。
豪炎寺と星夢が戦っている辺りに、見知らぬ人影が。
その人物は、慌てた様子で鈴蘭に話しかける。
鈴蘭「えっ…、本当なの!?」
??「はいッ、すぐ5㎞ほど先にはもう見えますっ…!!」
鈴蘭「そんな…、皆さん!!王国軍がもうすぐ其処まで来ているみたいですッ!!!」
鈴蘭の声に、その場の全員が凍りつく。
サクラ「え…は、早くない…!?」
ジュリア「早過ぎるわ…、でもやるしかない!」
「総員戦闘態勢!!フォーメーションはα5!!!」
ジュリアの厳しい声が飛ぶ。
それに従い、位置に着く。
ジュリア「瑠奈さん!」
瑠奈「は、はいっ!」
今戦闘を繰り広げていた人物達の傷と体力を治し、瑠奈も位置に着いた。
最後にジュリアが入った。
「これから3㎞先の平原で勝負を挑むわ!!、総員、前進ッ!」
戦争の、幕が開けた。
第44話 終わり