二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.28 )
- 日時: 2011/03/24 16:39
- 名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)
第23話 「ラオン救出作戦!」
ジュリア「紅・“ローテ・ローゼ”!!」
<<ドゴオォォォォッッッ>>
マーク「さすが。破壊力抜群だな。」
ジュリア「当然。私は現役の『花騎士』よ。」
そう言って走る。
すると、
<<ドッ>>
ジュリア「きゃっ!!」
サクラ「ジュリア!!」
ジュリア「さっ、サクラ!?」
フィディオ「マークも…どうしたんだ?」
マーク「話せば恐ろしく長い。…ラオンだな?」
サクラ「うん。今日処刑だって言ってたから…、」
マーク「…ラオンは…。」
ジュリア「えぇ。『黒の監獄』のはずよ。」
フィディオ「な?そうだっただろ?」
サクラ「そうだね。」
ジュリア「行きましょう。」
フィディオ「マーク、それ【百合】?」
マーク「あぁ。」
サクラ「ラオンに渡してあげないとね〜。」
すると外から音が聞こえてきた。
ジュリア「…。」
『これより、『花騎士』ラオン・アザリアの処刑を行う!』
「「「「!!!!」」」」
フィディオ「まずい、一足遅かった…!!」
ジュリア「走るわよ!!」
サクラ「あっ…!!」
ラオンを見つけた。
大広場の中心の、ギロチンの前だ。
いや、すでに首は固定されている。
マーク「ジュリア。」
ジュリア「えぇ。」
「紫・“ミスティ・パープル”!!」
国王「何事だ!!」
ラオン「…!!! ジュリア…様…。」
ジュリア「道を切り開いていくわ!!マーク、ラオンに【百合】を!」
マーク「分かった!!」
国王「ジュリア・クラウン!?マーク・クルーガーにサクラ・カーライト…フィディオ・アルデナまで…何故だ!!」
ジュリア「殺されたくないなら今すぐに道を開けなさい!!」
そう言って国民に魔槍を向ける。
国民はすぐに道を開けた。
ジュリア「マーク!!」
マーク「あぁ!」
<<ダッッ>>
と、ものすごい速さで走る。
ギロチン台まで。
ジュリア「っ!!」
<<ドカッッ>>
ギロチン台に居た兵士を蹴り落とすジュリア。
そしてマークはラオンをギロチンから外す。
ラオン「何故…!!」
マーク「いいから来い、時間がないんだ。」
そう言ってマークはラオンに大剣【百合】を手渡す。
ラオン「…はい。」
ラオンはそれを受け取った。
懐かしみながら。
ジュリア「ラオン!!急ぎなさい!!」
ラオン「待ってください!【百合】に『涙輝石【イグドラシル】』が嵌ったままなのでそれで行きましょう!」
マーク「サクラ!フィディオ!!」
サクラ「聞こえてるよ!!」
フィディオ「今行く!!」
<<キイイィィィィィンッ>>
<<フッ>>
ドサドサッ、と音がした。
ディラン「今の音は?」
エドガー「何でしょうね…。」
テレス「見てくる。」
テレス「なっ、あんた等…!!!」
エドガー「どうしたんですか!?」
ディラン「マーク!!ジュリア!!」
マーク「無事だったか?ディラン。」
ディラン「ユー達こそ無事なのかい!?」
ジュリア「心配ないわ。それと…。」
ジュリアはディランに美刀【梅】を手渡した。
エドガーには真刀【菫】。
マークはテレスに毒弓【鳥兜】を。
テレス「あ、あんた等何やらかして来たんだ…。」
ディラン「…美刀はサクラに譲るよ。」
サクラ「え!?」
ディラン「知ってるかい?『舞刀シリーズ』の存在を。」
フィディオ「そんな刀があるのか?」
ディラン「イエス!マークとジュリアが居ない間に舞刀【夜顔】を入手したのさ!」
ジュリア「そんな刀何処で…。」
ディラン「ジュリア、ユーのフレンドの『スーラン』がくれたのさ。」
ジュリア「…ったく…スーランにまた借りが出来たわ…。」
そんなこんなで、再会を果たした。
そして、また彼らの旅は。
ジュリア、サクラ、フィディオ、マーク、ディラン、エドガー、テレス、ラオンの8人で始まったのだ。
第23話 終わり