二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.34 )
- 日時: 2011/03/24 16:42
- 名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)
第28話 「決戦の前触れ」
エクエス「着いたな。」
フェンリル「そうですね。」
とある、1つの道場の前。
其処の看板には、『豪炎寺』の文字。
フェンリル「『豪炎寺剣法道場』。かなりの名門ですね。」
ユニコーン「まるで道場破りだな。」
フェニックス「確かに…。」
「何の用だ。」
玄関から、1人の男性がやってきた。
紺色の髪に白のメッシュの入った、黒い肌。
フェンリル「貴方は?」
勝也「私は豪炎寺勝也。…先代当主だ。」
フェンリル「僕らは現代当主に用があるんです。」
勝也「…そうか、お前達が『幻獣衆』か。」
エクエス「我らの事を知っているのなら話は早い。目的も分かっておろう。」
勝也「代々此処に伝わる、炎剣【鳳仙花】だな。」
エクエス「……頂きに来た。」
勝也「…修也!!」
「はい、何ですか。父さん。」
勝也「『彼女』の情報は間違ってはいなかった。相手をしてやれ。」
豪炎寺「…【鳳仙花】を賭けて、ですか。」
勝也「そうだ。…誰がこいつの相手をするんだ?」
エクエス「こやつだ、フェンリル・モノシャーレ。」
フェンリルは一礼する。
豪炎寺「…分かった。ただし…」
「一切手は抜かない。俺はお前を殺す気で戦う。」
フェニックス「相変わらず、豪炎寺は目が怖いよな。」
豪炎寺「!! いっ、一之瀬…!?」
ペガサス「お前がフェンリルに殺されるかもしれないぜ?」
豪炎寺「土門…!!」
「豪炎寺ーっ、どうしたんだよ…っ!?」
豪炎寺「円堂っ!!」
円堂「一之瀬…?土門…!!」
豪炎寺「円堂、お前はもう帰った方がいい。」
円堂「………いや、帰らない。」
「【向日葵】の香りがする。」
「「「「「!!」」」」」
『幻獣衆』が驚きの表情を見せる。
それはそうだ。
この場で誰も使用していない【向日葵】の香りを嗅ぎ取ったのだから。
円堂「雷弓【向日葵】は俺が生まれる前に道場から奪われたって聞いてる。…返してもらわないとな。」
豪炎寺「あとクイーン・エクエスがこの場に居て、アイツが黙っていられるはずがない。アイツを呼んで来い、円堂。」
円堂「分かった。」
エクエス「…どうやら我も戦う必要性が出てきたな。」
フェンリル「あと、ペガサスもですね。」
ペガサス「雷弓で戦うのか。ま、『幻獣衆』で弓使えるのは俺だけだし、仕方ないか。」
「ちょっと、クイーン・エクエスと戦えるって事実!?修也君!?」
豪炎寺「あぁ。前から言ってただろ?戦いたいって。」
??「ありがとう!」
円堂「雨野張り切ってるな。」
舞姫「まぁねっ!」
エクエス「さて、自己紹介をして頂こうか。」
舞姫「雨野舞姫。雨扇【紫陽花】の現代所有者です。」
エクエス「【紫陽花】か、悪くはないな。」
舞姫「私が負けたら潔く【紫陽花】は渡しましょう。ですが…、私が勝ったら、【菊】を頂きます。」
エクエス「相当な自信があるようだな。…いいだろう。」
ペガサス「円堂は何で戦うんだ?」
円堂「俺は普通の弓で戦うよ。」
ペガサス「…本気で言ってんのか?」
円堂「当然だろ?」
【杜若】VS【鳳仙花】
【菊】VS【紫陽花】
【向日葵】VS極普通の弓。
決戦が始まる。
第28話 終わり