二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.67 )
- 日時: 2011/03/26 14:46
- 名前: 薔薇結晶 (ID: xBFeLqnd)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/gran_fenrir/MYBLOG/yblog.html
第34話 「【————】」
エドガー「…驚いた、これは…。」
ジュリア「『眠りの森』の最深部。」
≪正式名称は『奇跡の滝』ですけどね。≫
薄いピンクの水。
草木も最深部の近くは紅を帯びていた。
エドガー「何で紅色なのですか?」
≪わ、私そのあたりは詳しく知らないんです…。≫
ジュリア「リアナによると、血と同じような成分らしいわ。」
エドガー「血液…ですか。」
ジュリア「ヘモグロビンや赤血球、白血球はないけれど、鉄分が含まれているんですって。」
そう言うとジュリアは馬車から飛び降りた。
ジュリア「リアナ、スカーレット!」
スカーレット「あっ、ジュリア〜!!」
リアナ「お久しぶりです!」
スカーレット「お土産いっぱいあるよ〜、サクラちゃんの分まで!」
ジュリア「多すぎるわ。」
リアナ「でもジュリアさんまでどうして…。」
ジュリア「息抜きよ。」
私とエドガー以外眠ってるけど、と付け足す。
その内エドガーさんも眠ってしまいますよ、とリアナ。
<<ストンッッ>>
「「「!!?」」」
何かが、飛んできた。
その方向を見ると…
スカーレット「び、びっくりした…。」
ジュリア「そんな登場の仕方しなくてもいいわよ、スーラン。」
スーラン「…ごめん。」
リアナ「弓矢で自分の存在を確かにさせる、ですね。」
ジュリア「…実を言うと、私が此処に来たのは、息抜きなんかじゃないわ。」
リアナ「…もしかしてジュリアさん、【————】の存在を…?」
スーラン「!」
スカーレット「何?【————】って。」
ジュリア「スーラン、貴女の方が絶対的に詳しいわよね?『輪廻』でトップを争う情報収集力なんだから。」
スーラン「…局長に口止めされてる。」
ジュリア「…そう。だったら無理に聞く必要はないわね。…リアナ、場所は確認済みなの?」
リアナ「いいえ、此処にあるのは聞いた事あるんですけど…場所までは…。」
ジュリア「そうなの…、特性的に【————】が一番これから役に立ってくるのに…。」
リアナ「そうだ、ジュリアさん!」
ジュリア「何?」
リアナ「勝負、してください!私と!この前約束したじゃないですか!」
ジュリア「…あぁ、そうだったわね。いいわよ。」
リアナ「“水龍・『裂』”!!」
ジュリア「白・“パール・ホワイト”!!」
紅の水飛沫と白い花弁が交差する。
ジュリア「“クロス・ゼブラ”!!」
十字に水龍を切り裂く。
水龍の『水』が地面に着く前に、
ジュリア「“荊の種”!!」
地面に種を埋めた。
そして、水が地面に染み込むと…
ジュリア「“荊の塔”!!」
一瞬で荊が成長する。
ジュリアはそれに乗り、一気に踏み込む——!!
リアナ「やばっ…!!」
ジュリア「魔槍【薔薇】限定槍技——!」
「“薔薇の精霊・ローズヴェルン”!!」
第34話 終わり