二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.86 )
日時: 2011/04/01 16:48
名前: 薔薇結晶 (ID: FQvWtEF/)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第39話 「予言の巫女」



<<ストンッッ>>

「お嬢様、お客様です。」

??「…今行くわ。」



此処は『リゲル』にある『予言の館』。
その館の女主人。名は雷門夏未。

夏未「あっ…貴方は…。」
豪炎寺「久しぶりだな。」
夏未「え…えぇ。どうしたの?急に…。」
豪炎寺「…見て欲しいんだ、未来を。」

夏未「えぇっ!?」
豪炎寺「…星夢が仕入れた最新情報だ。だが、あまり確信が無いらしい。」
夏未「そんな…、分かったわ。見てみる。」








移動した部屋は、かなり広かった。
そして床は大理石、そして床一面に天体図が描かれている。
壁には花が描かれていて、全てステンドグラスのような構造だ。
片隅には、所有者の名も刻まれている。
天井は水晶製と、かなり値がはる物ばかりだった。

夏未「【牡丹】よね…?」
豪炎寺「あぁ。頼む。」

スッと、弓を構える夏未。
予弓【金蓮花】。
『花器』の未来が見えると言う弓である。

夏未「“予知蓮花”!」

そう言って矢を放った。
放った先にあったのは牡丹の花の絵。
そして、浮かび上がってくる、【牡丹】に関する未来。






豪炎寺「なっ…!!!」

夏未「そんな…こんな事って…!!」

豪炎寺「星夢の情報は正しいんだな…、これは…」






 「とてつもない規模の戦争になるぞ…!!!」


















夏未「じゃぁ、気を付けて。」
豪炎寺「あぁ…あんな事に…なるのを一刻も早く『輪廻』の連中に知らせないといけない。」
夏未「でも…。」
豪炎寺「どうした。」
夏未「予言は絶対じゃないわ。でも、あそこまで明確だと…起こらない可能性がものすごく低いだけ…。」
豪炎寺「…分かった。」

豪炎寺が歩き出した。そんな時にハッとして、夏未が。

夏未「豪炎寺君!」
豪炎寺「何だ、まだ何かあるのか?」
夏未「これ、鬼道君に渡してもらえない?」

そう言って手紙を豪炎寺に差し出す。


豪炎寺「…どうやら重要らしいな。分かった、鬼道だな。」
夏未「えぇ、よろしく…。」





第39話 終わり