二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】—花 人 狩— ( No.13 )
日時: 2011/03/26 22:46
名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: 5kRRHve4)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

*第三訓*


      〜とある場所にて〜


二日後・・・・


「それは・・・煙管入れ、ですか?」


リリア曰く姫様ことカノンは懐から煙管入れを出して見せた。

「見てて」

カノンはふたをとる。

そのさきから、渋い黄色の筆のようなものが出てきた。

それはどんどん中から出てきて、最終的に少し太めの紐みたいなみたいなのになった。

ピクッ

それが動く。

リ「な、なんですかそれっ」

カ「『管狐』・・って、聞いたことない?」

リ「まさか、これがその管狐ですか?」

カ「あぁ。最近『山神』にもらった。」

リ「・・山神って・・・天狗さんですか・・」



『花人』と『山神』・・・天狗は、腐れ縁と言えるくらい長い付き合いで、仲がいい。

最近の天狗は昔と違い、鼻が長くなく、翼が生えている。

だから普通の人間に羽が生えただけみたくなっているのだ。



リ「で、その管狐で何をするんですか。」

管狐が、カノンの首に軽く巻きついた。

カ「・・・最近、人間たちが騒いでいた。もしかしたら・・・・」

リ「まさかっ」

カ「うん、そのまさか。けど今回は、ちょっと見てきてもらうだけ。まだ確信もてないから」



腕を出すと、そこに管狐が移り、巻きついた。

カ「・・・お願いね・・・」

そう囁くと、管狐はスルゥ・・と巻きつくのをやめ、どこかへ飛んで行ってしまった。





「まぁ、賭けてみる価値はありそうだな。」

リ「!!」

カ「・・・・・気配を立って近づくな。悪趣味な奴・・・」

リ「まったくですよーっ。びっくりしました。。天狗さん。」

後ろを振り向くと、白い翼、銀髪の天狗がいた。

「悪趣味な奴とは失礼だな、お前もよくやるくせに。それと、その名前で呼ぶなといっただろ」

カ「そんなこと覚えてないし。」

リ「あ、すみません、風介さん」

「風介だけじゃなく俺もいるぜ〜」

カ「・・・・お前も・・。天狗には悪趣味な奴しかいないの?」

風「お前が言うか」

リ「あ、えっと・・・晴矢さん」

晴「おい、今一瞬忘れかけただろ、俺の名前」

リ「えへへっ♪((殴)痛ったいです!!殴ることないじゃないですか!!ていうか、『花人』に手を出すとは!無礼ですっ!」

頭を押さえながら言う。

晴「いーんだよ、別に」

リ「むぅ・・・」


カ「で?何の用?」