二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】—花 人 狩—〔オリキャラ募集中〕 ( No.52 )
日時: 2011/03/31 14:32
名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: FDRArTRL)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

*第十一訓*

     
     〜のるか、のらないか〜


そしてまた一日が過ぎた・・・。


場所は変わり、湖周辺の森。




「・・・・考えた?」

「その前に、聞きたい事がある」


そう、今日はあれからきっちり二日後。

未来は返事をしに、カノンは答えを聞きにこの場にいる。



未来「・・・お前の、カノンの狙いは何?」

狙いというか、目的。と言い、

一拍おいて、





カ「花姫を集めている。“この世界を終わらせるために”。」

最近よくカノンが口にするフレーズ。



そしてまた一拍。


カ「だから、私には貴方が必要。」

未来「・・・っ」


(信用していいのか?)

“この世界を終わらせるため”というカノンの申し出。



未来は、カノンの目をじっと見る。

その眼差しは、真剣そのもの。


未来「こんな私でも、・・役に立つの?それに私は曼珠沙華だし・・」

カノンはただ静に未来を見返す。

そして、淡々と答えた。

カ「それは、貴方しだい。と、“曼珠沙華”ってだけで断る理由にはならない、違う?・・・己の弱さを知っているものは強いし、強くなる。・・・・それに私は武術と剣術と花語の使い手でもある。未来がどの程度器量なのか立ち振る舞いで見当がつく。もちろん、未来が今より強くなりたいのなら、喜んで手助けをする。・・・私を利用するといい、未来」

カノンは、手を差し伸べる。



カ「だから、私についてきてみない?」

(完敗だ・・・・・)

それを、未来は断る理由も無かった。


差し伸べられた手を取って、


未来「その話、のった」




薄ら笑った。