二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜俺達だって恋はする〜 ( No.11 )
日時: 2011/03/26 20:27
名前: 琴葉 (ID: mYaacdZq)
参照: かぜまりゅとふどきどとにいにぃとまもりゅは譲らないからね!

第二話 笑顔

「よ! 確か……深峰さん、だっけ?」

 HRが終わり、守は悠里の席に居た。悠里は黙って小さく頷いた。

「風丸、こいつホントに……」
「ああ。声が出ないって」

 風丸は表情を曇らせ、悠里に問いかけた。

「悠里、教えてくれ。前の学校で何があったんだ?」

 悠里はゆっくりと2回瞬きをして、メモに何か書いた。ちなみに、彼女は声を出さない上に無表情だ。守たちには、彼女が何を考えているかなど分かりはしない。
 トントンと机が叩かれた。メモに目を落とすと、端的な文が、そこにはあった。

『全部話さないと だめ?』
「……ああ。できれば、な。俺、お前の力になりたいんだよ」

 風丸が言う。悠里は何か書こうとして一瞬思考するように俯き、顔を上げた。

『放課後で いい?』
『放課後?』

 守と風丸は顔を見合わせた。

『今朝 先生に サッカー部のマネージャーになりたいと 頼んできた』

 二人は提示されたメモを見て、一瞬驚いたものの、すぐに笑顔を見せた。

「そっか! よろしくな、悠里!」
『ありがとう』

 風丸の言葉に、悠里が一瞬笑顔を見せた。それを見た風丸はというと—————。

「風丸? 顔赤いぞ?」
「んなっ! ま、マジでか?」
『熱でも あるの?』

 そう言って悠里が額に手を当てるものだから———。

「………っ!///」
「風丸——————————!?」

 失神してしまった、風丸なのである。


極端に短くなりましたが、読んでくださった方々に感謝です!^^