二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 『でも、本当はちょっと寂しかった』 ミストレ ( No.113 )
- 日時: 2011/05/01 19:36
- 名前: さくら (ID: xPB60wBu)
- 参照: ※ミストレが鬼畜です。腹黒君ですドSです。
『聞いたよ。80年前に行くって?』
「あれ?その話何処から拾ってきたのかな?それ一応超極秘なんだけど」
『只の噂。本当なのか聞きに来ただけ。』
「もうそんな噂立ってるのか。噂って怖いもんだね、」
『うん。んで、いつ頃帰ってくるの?』
「ん?何。俺と会えないから寂しいの?」
『それは違う。断じて違う。』
私が若干焦って否定すると、ミストレは案の定、ニヤニヤしながら「ふ〜ん」などと呟いている。
私とミストレは所謂幼馴染って奴だ。幼い頃からコイツといつも一緒。親同士も仲がいい為、小学校までの12年間、二人で一緒に居る事が私生活の7割を締めていた。そして私とミストレは嫌だと言う位の縁があった。今までのクラスは全部同じクラス、高校進路まで同じ、そして親同士ではミストレは男、私は女な為、このまま行けば良い将来が見えるんじゃないかと将来の話さえもされていた。
誰があんな奴に惚れるかっての、勝手に話しを進めるな。私は何も知らないエスカバに愚痴っていると後ろで話を聞いていたらしいドス黒い笑みを浮かべたミストレに捕まった事もある。
ミストレは表では物凄く女子達に人気だが、ミストレはそんなタラシ紳士王子様系では無い。いや、タラシはタラシだけども。それは幼馴染の私がよーく知っている。他にもバダップやエスカバも知っているが。いや、私達しか分からないのだ。
ミストレは本当に悪魔だ。物凄く荒々しい性格であり、ドSで鬼畜、腹の中はドス黒いのだ。私はあくまでも被害者であり・・・「ねぇ、俺の説明はそれ位にしときなよ。後から後悔する前にね。」
『え、聞こえてた・・・?』
「うん。全部口に出してたよ」
『じゃ、じゃあ今のは取り消しで、』
「そんな事出来るわけ無いでしょ。折角言ってくれたんだから。よーし。調教の時間が来たみたいだよ」
『ちょ、調教・・・!?け、結構です・・・、』
「いいや、結構じゃないよ。80年前に行く前に君に俺という存在を叩き込んでから言った方が君の為にも良いと思うからね」
『ダメ!!全然良くない!!ギャアアアアア!!!エスカバー!バダップー!!助けて!!ヘルプミー!!』
*でも、本当はちょっと寂しかった。
(ミストレが80年前行くって聞いた時。)
(絶対気のせいだと思うけどね、)