二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: アリスと兎の逃避行 【イナズマイレブン】チームK戦突入 ( No.240 )
- 日時: 2011/07/27 17:14
- 名前: さくら (ID: Rn9Xbmu5)
- 参照: http://tegaki.pipa.jp/608815/
「そんな技、俺の“皇帝ペンギンX”で…!・・・・・・ッァア!!」
デモーニオは、インディゴ事ゴールに突き飛ばされた。
必殺技の完成と、ボールが確実に入り、逆転への喜びに歓声をあげる私達。
俺の“皇帝ペンギンX”が負けた…?何なんだ、今の技は…」
「俺達が生み出した、俺達だけの技」
「皇帝ペンギンの最終進化系…」
「“皇帝ペンギン3号”だ」
「進化…だと?」
『言ったでしょ?私も、フィディオも。人間は生きている限り、永遠に進化し続ける!』
「そうか・・・。進化、か。」
私達の言葉で目が覚めたデモーニオは、ゴーグルとマントを外し、その輝く瞳を光に晒せ、チームに指示を出した。
「勝負はまだ終わってない!」
「攻めるぞ、デモーニオ!」
「いくぞ、皆!!」
「「おぉ!!」」
此処でホイッスルが鳴った。
結果は、2−1でオルフェウス混合チームの勝ち。
良かった、これでオルフェウスを守れた・・・。
『あ、フィディオ。おめでとう』
「助かったよ、サクラ。・・・でも、サクラ、その足大丈夫!?」
『だ、大丈夫だって!ちょっと捻っただけだから!』
「・・・ごめん。無理させて、」
『だから大丈夫!』
すると、デモーニオが握手を求め、近寄ってきた。
「有難う、御陰で大切な事を思い出す事ができたよ。頑張ってくれ イタリア代表として。俺達はまた俺達のサッカーを始める」
「あぁ!」
「サクラ。あの時は、本当に有難う。俺が大切なことを思い出すことが出来たのは、ほとんど君の御陰だ。今まで以上の努力、諦めずにこなして見せるよ。そして、今度は本当の強さを手に入れて、君に会いに来るよ。」
『うん。待ってるよ』
「今度は君を抜いてみせるから、覚悟しててくれ」
『臨むところだよ。返り討ちにしてあげる』
「んじゃ、君の事、忘れない・・・。」
・・・。
ん?
「あっ!!」
『・・・///、』
ハグって・・・。
しかも、フィディオの前でなんて・・・。
イタリア人って、・・・はァ、
「鬼道…俺は、」
「またピッチで会おう。デモーニオ・ストラーダ」
「!」
まァ、こっちも、仲直りが出来て良かった。
「それにしてもあいつらの技凄かったな」
「守、…うん、本当 凄かった」
「勝ったんだな、俺達」
「あぁ!」
「ありがとう、マモル」
「おう!今度会う時は日本代表とイタリア代表としてだな!」
次は対戦相手か、
何か、ちょっと変な感じだな。
・・・駄目駄目。もともと遊びで来た訳じゃないんだし。
「試合で会おう!」
すると、ミスターKからの拍手。
グラウンドは、思わぬ行動に静まり返る。
「そう、イタリア代表の座は君達オルフェウスだ。だがイナズマジャパン…君達日本代表がこんな所にいていいのかな?」
『何を、言っているの・・・?』
するとミスターKの背後にあった巨大スクリーン。こんな所にあったっけ?と疑問を持ちながら見てみると、
そこに映ったのは、“アンデスの不落の要塞”テレス・トルーエ率いるジ・エンパイア。
そして、ウォーミングアップをしている豪炎寺や虎丸、キャプテンマークを付けた風丸も同時に移される。
「ジ・エンパイア対イナズマジャパン!?」
『何で!?確か試合は・・・。』
「明日だったはずだ!」
「 まさか…!」
ニヤッ
ミスターKは、口角を上げ、こちらを見て笑っていた。
***