二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【とんがりボウシ】クロス魔法学校だより—恋と魔法と戦いと— ( No.2 )
- 日時: 2011/03/31 09:58
- 名前: 來夢 ◆4ih38MZOIM (ID: nWdgpISF)
- 参照: http://x49.peps.jp/nina339?id ほむぺです*
*第1話* クロス魔法学校に到着!
麗かな初春の朝、クロス魔法学校には見慣れない少女が学校の前に立っていた。
「うわ〜、今日からあたしが通うクロス魔法学校か〜!!おっきーい!」
少女は大きなクロス魔法学校を見上げている。
早速学校の中に入ってみることにした。
入ってすぐに大きくて立派な鬣を持つ動物の影があった。
「よく来ましたね。私はこのクロス魔法学校の校長です。さあ、教室に入って自己紹介をしましょう。」
校長先生は暖かく少女を学校に招き入れた。
少女が思っていたより、教室は爽やかな雰囲気だった。
喋る声も時々聞こえる。
「みなさん、静かにしてください。」
校長先生の一言で、教室はぴたっと静かになった。
「みなさん、今日は転校生を紹介します。名前は…ありさくんです。」
ありさくん、自己紹介を、と校長先生が小声で言った。
「えーっと、今日、このクロス魔法学校のある町に引っ越して来たありさです!皆さん、仲良くしてください!!」
ありさははきはきと、大きな声で自己紹介をした。
「…………では、ありさくんには生徒の証である帽子と杖を授けましょう。」
校長先生は深緑の魔法の帽子と、黄色い星の付いた杖をありさに渡した。
そのついでに、白と赤で縁取りされた手のひらサイズの手帳も渡された。
「その手帳は、各先生の授業に出た時に各先生の判子を押してもらう為の手帳です。」
キーンコーンカーンコーン♪
授業の終わりのベルが鳴った。
「では皆さん、解散してください。」
校長先生の一言で、生徒達は走るなり歩くなりして帰って行った。
ありさも歩いて帰ろうとしたが…
「あ、ちょっとありさくんは残っていてください。大事な話があります。」
ありさは何だろう、と思った。
*続く*