二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモンとあまり頭が良くない人 ( No.3 )
日時: 2011/03/31 14:16
名前: ポコ&ポッチィ (ID: plHoLMhK)


「このポケモンはサ−ナイト。まぁ、うちの家政婦やってくれてるよ。」


「そう言えば、なんでフウガさんがここに? ここは空き家だったじゃないですか?」

ナナは疑問をぶつける。

考えてみれば、おかしいのだ。

フウガの家はナナの家の隣にあるわけだし、この屋敷の主がフウガとは思いにくいのだ。

それに、フウガは6年前旅に出ていたはずなのだが…。

「オレはね。この屋敷を借りたんだ。ちょっと用があってね。」

用があって屋敷を借りるって…。

この6年間の間に何があったのだろうか…。

「それより、今日はどうしたの? ナナちゃん、誕生日だよね?」

「え、えっと…。」

ナナは思い切って打ち明けてみた。










「うぇぇぇ!?」

ナナの話を聞き終わったフウガの反応は鈍かった。

話し終えてから気づいたが、この話しには最初から無理がある。

フウガは男で、ナナは女。

男女である。

一つ屋根の下…ではないものの、一緒に旅をするなどありえないことこの上ない。


「困ったなぁ…。」

そんな主に進言するように、サ−ナイトがフウガに耳打ちした。

ポケモンの話しが普通の人に伝わるとは思いにくいが…。

「なるほどね。それはいい話だ。」

フウガが、サーナイトにうなづいた。

ありえない…と、ナナは脱力した。

「用はオレとナナちゃんと、もう一人。もう一人女の人がいれば安心できるんじゃない?」