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〜第75話　最凶星霊「エバランス」〜

ルーシィはピンチに追い込まれていた。

敵が「最強星霊魔導士」であれば、勝てる自信もないからだ。


ホワイト「今から、貴方の味方はいなくなるわよ!双蛇界の扉「エバランス」!!!」

エバランス「お呼びでございますか、ホワイト殿!?」

ホワイト「星霊界にいる、ルーシィの星霊を全て、消し去りなさい!!」

エバランス「かしこまりましたシャ〜!!!」

ルーシィ「顔が二つある蛇!?」

ホワイト「エバランスはね、特殊な毒「グローム」を吐き出す事が出来るの。グロームを浴びた者は、溶けて消滅する。」

ルーシィ「危なっかしい星霊を連れているじゃない!」


特殊な毒「グローム」。

相手の細胞を次々に消滅させ、皮膚を腐らせて、身体自体を消滅させていく。

回避できる薬草は、未だに開発されていない。


ホワイト「そろそろ終わりの時間ね。」

エバランス「終わりました、ホワイト殿!!」


エバランスは突如、星霊界から飛び出してきて、報告を告げる。

ルーシィは、呼び出してみたが、出てくる気配すらない。


ルーシィ「嘘でしょ!・・・そんな。」

ホワイト「これが現実よ!」

エバランス「・・・うむ!?ホワイト殿、まだ一人だけ生き残りが居たようですな。ここに!」


エバランスは、地下にある壁にグロームを浴びさせる。

壁からはバルゴが出てくる。


バルゴ「星霊界で皆様が倒れていくので、この世界に来ました。」

ルーシィ「バルゴ!!・・・バルゴがいるのなら大丈夫ね!!」

エバランス「毒砲液!!」

バルゴ「スピカホール!!」


バルゴは穴を掘って、相手を連れだす。

そして、地面の中で攻撃する。


エバランス「土の中は、俺の大好きな場所だぜ!!グロームMK-Ⅱ!!!」

バルゴ「おっと、速攻で消滅してしまう毒と見切りました。」


バルゴは地上へと蹴り飛ばす。


エバランス「いたたァァア!!!」

ホワイト「エバランス!」

ルーシィ「とどめよ、バルゴ。」

バルゴ「かしこまりました。」


バルゴはエバランスの腰をグキッッッッ!!!!!!と折る。

エバランスは星霊界へと戻っていく。


第76話へ続く