二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL【フェアリーテイル】 〜闇を砕く魔導士〜 ( No.165 )
日時: 2011/10/11 17:29
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nboXsK4I)

〜第109話 新世代の滅竜魔導士〜

ゼクロスが倒れた後、ガジルは元の姿で氷空島に残った。

第参訓練の奥地にある扉が開き、第四訓練へと向かった。

しかし、向かう途中に片手に槍を構えた者がエクシードに捕まって飛んできた。


エルザ「貴様ら、何者だ!!!神の領域は危険だ、すぐに立ち去れっ!!!」

グレイ「キューマノイドの爺さん!!!!」

エルザ「キューマノイド!?」


エルザが首を傾げると、グレイが事情を話した。

キューマノイドとは、神々を排除する為に結成された軍隊である。

しかし、2つの軍に別れており、両方に命令を出すのが隊長である「キューマ」。


キューマ「大爆発が此処付近で起こったものでな。神が怒り出したかと思ったわぃ、ワッハッハ!!!」

ライク「爺さん、その大爆発は俺が引き起こしたモンだ。それより、いい薬草は知らねぇか!?」


キューマノイドの者たちは首を振り、知らないことを表現した。

これはキューマノイドの掟であり、〝第五十二部 他人とは隊長の許しが出なければ、喋ってはならない〟という「修行の掟」である。

ライクが薬草を探し求めている理由は、ナツを治療する為である。

さすがのウェンディも魔力が無くなりかけており、癒すことはできないからだ。


キューマ「皆の衆よ、彼らとは喋っても良い事を許可する。幹部の衆よ、自己紹介をするがよい!!!!」

ルーシィ「幹部の衆!?つまり、この軍隊の幹部って訳ね。」

キューマ「若き勇者の町人「ソリア」!!!」

ソリア「初めまして、地上の魔導士さん達。ソリア・ムデイットと申します、何卒宜しくお願いします。」

エルザ「礼儀が良い事は素晴らしいのだが、そんな若者が強いのか!??」


ソリアは銃撃タイプで〝銃鎖撃(ミュートン)〟と呼ばれる魔法武器を使用する。

自身に魔力は有るが、魔法は無く、日々困り果てている。


キューマ「続いては、大地を揺るがす女帝「アルス」!!!」

アルス「初めまして、妖精の尻尾に所属する魔導士さん。アルス・クローヴァーと申しますわ。」

エルザ「少しお金持ちさを表現するところがムカつくな。」

ルーシィ「エルザ、突っ込まなくていいよ!!!!」

キューマ「最後の幹部、キューマノイドの滅竜魔導士・・・・」


キューマが滅竜魔導士を説明しようとした時、ライクとガジルとウェンディが反応した。

しかし、その滅竜魔導士は魔水晶(ラクリマ)を使用しており、本物ではなかった。


キューマ「キューマノイドの滅竜魔導士であり、期待が多数ある「ノヴァ」!!!!!」

ノヴァ「星竜の新世代である滅竜魔導士「ノヴァ」だ。滅竜魔導士を名乗る野郎が何人かいると聞いたが、そいつらは頼りにならねぇ。この俺を頼りにしろッッ!!!!!!!」


ノヴァの生意気な性格に魔導士たちは少し頭に来た。

その怒りは何とか抑えられている。

しかし、一人だけ抑え切れなかった男がいた。


ナツ「新世代の滅竜魔導士だァ!?そんなの強い奴を皆は頼るに決まってんだろ。お前、俺と勝負しろやァァァ!!!!!!」

ライク「目覚めたのか、ナツ!!」


ライクの肩で抱えられていたナツはライクに礼を言うと、ノヴァの元まで行った。

そして、お互いに頭をぶつけ合って火花を散らす。


ノヴァ「滅竜魔導士は一人で十分だ、怪我人は引っ込んでろ!!!!!」

ナツ「新世代の滅竜魔導士とか生意気なんだよ!!!!!このくらいの怪我なら大した事はねぇっての!!!!!」


第110話へ続く