二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL【フェアリーテイル】 〜闇を砕く魔導士〜 ( No.187 )
日時: 2011/11/13 16:18
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: sHz7gIgP)

〜第119話 虎狩りの大監獄〝白神堂(エクスティア)〟〜

氷空島の大監獄として建てられた〝白神堂〟。

大神への供え金を払わぬ者やルール違反を行う者が囚われた監獄である。

中ではボロボロの服を着た囚人たちが掃除をしている。


シャナ「貴様らに人生の賭け事を授けようじゃねぇか!!!人生の賭け事ってのは〝魂〟を懸けることだ。大当たりをすれば、貴様らの人生は自由解放。つまり、金も払わずにルール違反をしても大丈夫って訳だ。」

囚人1「でもよ、負ければどうなるんだ!?」

シャナ「貴様らは一生此処で働く。ってよりも俺の使いになんだよォ!!!!!大当たりに成れる野郎は一人だけ。勿論の事、その関係者も自由に生きれる。どうだ、懸けるか???」


簡単に説明すれば、〝魂〟を懸けて行う懸け事である。

勝てば関係者も〝自由〟が手に入り、負ければ〝使い〟という事である。


シャナ「ルール説明を行うっ!!!・・・・・・賭け事ってのは〝魔力当て〟だァァ!!!!魔力が入れられた檻に一つだけ俺の魔力が入ってる!!!檻は全部で16個。目を隠し、魔力が入ってると思う檻に手を差し伸べりゃいい。ただし、魔力は一つだけだ。それと懸けるもの以外は掃除をしてろ!!!!」

囚人の皆「ザワァァ・・・・・ザワァァ。」

シャナ「・・・・・・参加者は前に出て来い。」


囚人の溜まり場から一人の男が出てきた。

〝シグル・ラブーンズ〟と呼ばれる、超能力者である。


シグル「別に超能力を使っても良いんだろ、大神??」

シャナ「当たり前だろぅがァァ!!!!」


その会話と同時に〝シグル+五人の囚人〟がゲームをスタートした。

しかし、一人目の囚人が手を伸べた檻には滅神魔法の魔力が入っておらずに使いとなってしまった。


シグル「・・・・・・普通の人間でも魔力が感じられないほどの薄さだと。これはかなり厄介な檻だな。」

シャナ「シグルが言ってる事は間違ってるぜ。・・・・・この檻は魔力を時間と共に薄くさせる檻〝バルゴンの檻〟だ。早く見つけねぇと、魔力は消えて全てが外れになるぜェ!!!!」

シグル「・・・・汚い手口だな、大神!!!」

シャナ「うるせぇっっ!!!!!」


シャナはシグルの首を一瞬にして掴み、持ち上げた。

囚人として、魔法を放つ事のできない監獄〝白神堂〟はとても不自由な場所であった。

ただし、シャナが認めたもののみは魔法を放つことが出来る不思議な監獄だ。


シャナ「稲妻の神を怒らせる時は十分に注意しろ、シグル!!!!雷神の神拳!!!」

シグル「グハッッアァァァ!!!!!」


シグルの口からは途轍もなく血が吹き出していた。


第120話へ続く