二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL【フェアリーテイル】 〜闇を砕く魔導士〜 ( No.199 )
日時: 2011/11/28 17:00
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: sHz7gIgP)

〜第123話 星霊の鎧と死の歌姫〜

—————氷空島〝大樹森 神々の王城〟 西森にて

広大な敷地に絶大な魔力を持つ音波が一面に放たれていた。

〝死の歌姫〟と異名を持つキュレンの視界にはエルザとルーシィが立ちはだかっている。


エルザ「貴様の魔法は禁じられた〝禁忌魔法〟の一種だ。私を信じて、速やかに魔法を解除しろ!!!」

キュレン「貴様などの言い成りになるつもりなど一切ない。私が信じるのは〝大神(ゴット)〟と〝仲間〟のみだ。」

エルザ「だったら話は早い。貴様を倒し、私が魔法を解除するのみだ、換装!!!!」


エルザが着用していた鎧は徐々に〝黒羽の鎧〟へと変わっていった。

その姿を見たルーシィも人馬宮の星霊〝サジタリウス〟を呼び出して、攻撃態勢に入った。


ルーシィ「敵が音波を放って攻撃するなら遠距離から攻撃するのがいいわね。サジタリウス、好きに任せるわ!!」

キュレン「遠距離でも私の攻撃は命中するわ!!!〝操死叫〟!!!」


キュレンの口から放たれた魔法はルーシィやエルザの耳を響かせた。

すると、サジタリウスの行動がキュレンの心で操られている事が分かった。


サジタリウス「くっ、何故か体が動いてしまう!!!」

キュレン「操死叫は〝生き物〟を中心に意識を自由自在に操る魔法。そして、これを喰らった者は〝無事〟では済まない。」

エルザ「卑怯な魔法を仕組んできたな、死の歌姫とやらは。・・・・・・ルーシィ、星霊に傷を付けるかもしれぬが宜しいか!?」

ルーシィ「サジタリウスが耐えれるほどなら問題ないわ。」


エルザは鎧を〝天輪の鎧〟へと変え、剣をキュレンへ向けた。

その後、剣を三本キュレンへ飛ばした。


キュレン「星霊を盾に使い、剣から身を護ってやろう!!!!」

エルザ「・・・・・フッ、貴様の頭には〝知恵〟という物が無いのか!?ルーシィ、星霊を星霊界へ戻せ!!!そうすれば、奴の魔法は解ける!!」

ルーシィ「分かった!!!」


ルーシィは腰に着用している鍵を手にし、サジタリウスを戻した。

キュレンも驚いた表情をして、剣の攻撃を喰らった。

しかし、キュレンの体は二つに途切れるだけでまた戻ってしまった。


キュレン「私の体は〝音波〟で出来ている。例え、剣で切り裂かれようが、銃弾を撃たれようが、私には効かない。これこそ無敵の魔法だ!!!次世代の大神は私で決まりなのだ!!!!!」

エルザ「そんな魔法がこの世に存在したのか!!!・・・・・・くっ、かなり厄介な敵を選んでしまった。」

キュレン「お前らの人生もここで尽きたようだ!!!!地獄の大音波:シャーナス!!!!!」


キュレンがその魔法を地面へ仕掛けた時、地面が少しずつ崩れ始めた。

やがて、エルザやルーシィの足場も崩れ始めた。


キュレン「空から落ちて、地獄を受け入れなさい!!!!」

エルザ「・・・・・・地獄を受け入れるのは貴様だ、キュレン!!!!」

キュレン「お前らにはもう希望も何も無いのだ!!!!私は何を言われようとも、怖くない!!!」

エルザ「・・・・・・換装!!!!」


エルザが換装した時、ルーシィの鍵は光り始めた。

すると、鍵は自ら動き、エルザの鎧へと光を放った。


エルザ「降臨せよ、星霊界からの鎧〝星霊の鎧(エンジェルの鎧)〟!!!!!」

キュレン「星霊界からの鎧だと!?」

ルーシィ「〝星霊が鎧へ宿る時、悪魔を滅ぼす鎧となる〟と鎧に書かれているわ。」

エルザ「〝死の歌姫〟との異名もここで終わる!!!星天の覇空剣(エンジェル・ブレイズ)!!!!!!」


エルザは〝星天の覇空剣(エンジェル・ブレイズ)〟と呼ばれる剣でキュレンを切り裂いた。

星霊の鎧には〝悪魔を滅ぼす力〟を持っているらしく、音波の体は無効化して普通の体で切り裂かれた。


第124話へ続く