二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL【フェアリーテイル】 〜闇を砕く魔導士〜 ( No.209 )
日時: 2011/12/18 17:59
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: sHz7gIgP)

〜第130話 神秘の英国〝アクアス〟〜

ジュラは茶色の髪を靡かせており、右腕には恐竜に切られた傷跡が残され、上半身全体には包帯が何重にも巻かれていた。

腰には日本刀の様な細く長い刀が二本構えられていた。


マカロフ「その様な大怪我を負って、よく帰還することが出来たのぅ。それとクエストの方はクリア出来たのか、ジュラ!?」

ジュラ「・・・・・・終焉の零破(ヴァイス・ガノフロン)が邪魔に入り、クエストは成功出来なかった。マスターに恥を掻かせる事をして、本当に申し訳ない!!!!」


ジュラは腰に構えられていた二本の刀を床へ置くと、頭を思いっきり地面へ叩き付けて、土下座をした。


マカロフ「・・・・・・顔を上げんか、ジュラ。今回のクエストには邪魔が入っただけでお主には一切の責任もない。ところでグライム王国では例の情報が手に入ったのか!?」

ジュラ「その情報については勿論の事ながら仕入れてきた。」

ミラジェーン「マスター、例の情報とは何の事なの!?」

マカロフ「〝神秘の英国 アクアス〟についての情報じゃ。一ヵ月前にマグノリアで妙な噂を聞きつけてのぅ、それが神秘の英国 アクアスなのじゃ。」

ジュラ「一ヵ月前にいきなり連絡が来たから、かなり急いだけどな。」


ジュラは背中に背負っていたバックを地面へ下ろすと、中から一枚の巻物を取り出した。

巻物には〝神秘の英国〟と書かれており、マカロフに渡した。


ジュラ「俺は先に読ませてもらったが、そこには神秘の英国について、かなり詳しく載っていた。途中からは文字が消えていて、よく読めネェけどな。」

マカロフ「〝神秘の英国へ繋がるゲートを生み出す鍵は「滅竜魔法」と「地震魔法」に関係がある〟と書かれておるのじゃが、確かにここから先は読めんのぅ〜。」

ジュラ「生み出す鍵ってのは揃ってるのに開かれるゲートの在り処ってのが全く分からネェよな。」


ジュラは床に置いた二本の刀を腰へ戻すと同時にその言葉を放った。

すると、天空から一人の青年が妖精の尻尾の天井を壊して降りてきた。


ロスト「マスター・マカロフに一つだけ土産の情報を渡す。神秘の英国 アクアスについてだが、繋がれるゲートの在り処は〝グライム王国〟だ。」

ナツ「・・・・・どうにも野郎は気にくわネェんだよなァ〜。」


その言葉を放ったナツの顔を目掛けて、ロストは小刀を投げつけた。

ナツはギリギリで避けたものの、頬からは血が流れていた。


ロスト「尖り果てた言葉には注意しろ。」

ナツ「もう俺怒ったぞォ!!!火竜の・・・・」

グレイ「落ち着けよ、ナツっ!!」


グレイはナツの腹部を蹴り飛ばした。

ナツはそのまま壁へ激突し、気絶した。


第131話へ続く