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〜第134話　喰らう氷水の野獣〜

漁業が盛んの街〝アーロン街〟では護紋九世陣のアーロンとグレイが火花を散らしていた。

アーロンの口は笑みを浮かべており、グレイの表情は険しかった。


グレイ「・・・・・アイスメイク—大鎌（デスサイズ）!!!!」

アーロン「住民は全員が避難してんだ、どれだけ暴れようが、死人はお前のみだ。っと、大きな鎌を振り回してんじゃねぇぞ。〝魚人地獄・白王〟!!!!!」

グレイ「グッッハァァァァ!!!!!」

アーロン「続いては最高のショーをプレゼントするぜェ。〝魚人地獄・薫風〟!!!!」


アーロンは空気で渦を生み出し、グレイへ投げつけた。

その攻撃は小刀が何本も突き刺さるような痛みでグレイの体は血塗れであった。


アーロン「ザッハッハ、こんな妖精（ザコ）がまだ多く生き残ってるとは。」

グレイ「・・・・・・・・雑魚はお前の方だ、魚人魔導士!!!!」


グレイがその言葉を放った時、アーロンの背後から人影が見えた。

その人影はグレイの元へ駆けつけ、グレイと共に手を合わせた。

その人影は〝ジュビア〟である。


グレイ＆ジュビア「合体魔法（ユニゾンレイド）!!!!!!」

アーロン「〝魚人・撃ち返し〟!!!!」

グレイ＆ジュビア「〝氷神喰魔豪（ゴットイーター・まごう）〟!!!!!!!」


アーロンは氷水の野獣に喰われるままに姿を消した。

しかし、アーロンが消えた足元から魔力がラスルーン・タワーへ戻って行った。


第135話へ続く