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〜第144話　史上最悪の暗殺兵器、目覚める!!!〜

此処はグライム王国の中心部〝守護の王宮　ラスルーン・タワー〟に位置する巨大な扉内である。

その中には千年前に封印されたとされる暗殺兵器〝アルレント〟が眠ると言う。


ザキア「千年の眠りから解放されろ、暗殺兵器〝アルレント〟よ!!!!」

アルレント「ゴォォォッッ・・・・・・・グッ・・・・・」


千年の眠りから解放されたアルレントの体には鎖が何本も巻かれており、目覚めた瞬間に切れ、さらにラスルーン・タワーが崩壊を始める。

そこへ妖精の尻尾に所属する青年〝ナツ〟とその相棒〝ハッピー〟が辿り着いた。


ハッピー「・・・・・・・・・あれが史上最悪の暗殺兵器〝アルレント〟。千年前にグライム王国を襲いかかり、王国全域を崩壊させた。」

ナツ「って事はあの巨大兵器を倒せば、一時は何とかなるって訳だな。・・・・・・火竜の鉄拳!!!」


ナツの拳には既に炎上する火が纏われており、その拳はアルレントへとぶつけられた。

しかし、何事も無かったかのような動きを見せるアルレントにナツやハッピーは驚きを隠せなかった。

そんな所へ妖精の尻尾の魔導士たちが次々に辿り着いた。


ライク「・・・・・・・・史上最悪の暗殺兵器〝アルレント〟にはどんな魔法だろが、使用しても無駄だ。コイツの体は魔力無効のコーティングが仕掛けられてる。唯一、攻撃が効くとしたら、〝滅竜魔法〟だけだ。」

ナツ「だったら、俺達でぶっ飛ばすぞ!!!」


第145話へ続く