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〜第151話　魚人族の称号〜

魚人族の一種〝シャーク族〟のラスカに〝青波・鮫斬〟を喰らったゼオンは地面へと膝を付き、そのまま倒れこんだ。

すると、魚人族の一種〝シャーク族〟の『裂鮫』の口から魚人族が恐れる一言を放った。


裂鮫「・・・・・・ラスカ殿、魚神：ギラフ様が時期にこのマグノリアへ東入門口から上陸するとの事です。」

ラスカ「魚神・ギラフ様がこの様な街へ来るとは狙いがあるに違いネェ!!!!・・・・・・・・第壱軍帝は第弐軍帝と東入門口で出迎えろ!!!」


魚人族の一種ずつには複数の称号が与えられており、偉順に〝轟皇〟→〝参隊長軍帝（大隊長の軍帝）〟→〝副隊長〟→〝軍帝〟となっている。

そして、魚人族の一番偉人には〝魚神〟という称号が与えられており、その下に〝魚人政府会〟と呼ばれる会がある。

その中にも称号は与えられており、偉順に〝政皇〟→〝司令官〟→〝大隊長〟→〝戦令軍帝〟となっている。

—————政府の魚人街〝デミットタワー〟にて


政皇〝レギアン〟「・・・・・・・・そろそろ時間だ、政府会議を決行する。それでは手始めに深海を含み、魚人界で変わった事はあったか?」

大隊長〝ブレヴォス〟「政府会議に参加する時間があれば、オレは戦術修行に時間を懸ける。・・・・・・・って事で今回もオレは欠席で。」

司令官〝オルバン〟「いい加減にせぬか、ブレヴォス!!!ギラフ様が政府会議に出席せぬとお怒りになっても良いのか!!!」


司令官であるオルバンの一言を耳にもせずに大隊長のブレヴォスは会議室から飛び出して行った。

—————マグノリア　東入門口にて

魚人族の魚神〝ギラフ〟が第壱軍帝と第弐軍帝に出迎えられ、周りに警備軍帝を引き連れて上陸して来た。

ギラフの口元からは鋭く光る牙が見えており、片手には太く長い槍が構えられている。


執事〝シラバフ〟「ギラフ様、ただいま大隊長〝ラスカ〟と連絡が繋がりまして、滅竜魔導士を捕獲したとの事です。どういたしましょうか?」

魚神〝ギラフ〟「決まってんだろ、ぶち殺しに行く!!!!」


ギラフは片手に持つ槍を地面へ叩きつけると、地割れを巻き起こして、付近に居るマグノリアの住民を驚かせた。


ギラフ「・・・・・・・・・滅竜魔導士は全員をぶち殺す!!!」


第152話へ続く