二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 オリキャラ募集開始! ( No.318 )
日時: 2012/03/26 21:10
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: ewPwHyR8)

〜第152話 竜刃のゼオンVS魚神のギラフ【中篇】〜

ヴァイアの居場所を聞き出す為に走り続けていたゼオンを待ち構えるかの様にギラフは逃げ足を止めて、ゼオンの方を向いた。

すると、ギラフは服に隠していた一枚の紙を取り出した。


ギラフ「オレが滅竜魔導士を殺す理由はただ一つ。過去の魚人族は元々〝竜人族〟だった。俺達は昔も深海に住んでいた。・・・・・・だが、初めて一人の竜人族がマグノリアへ上陸した時、その竜人は〝滅竜魔導士〟に殺された。」

ゼオン「それの証拠がその紙なんだな。確かに滅竜魔法は〝竜狩り〟専用の魔法だ。・・・・・・・・だけど、ヴァイアは滅竜魔導士でもねぇだろ!!!!」


ゼオンがその言葉を口にしようとした瞬間、背後から猫の影が見えた。

その影こそ、ゼオンが探していた〝ヴァイア〟である。


ヴァイア「その滅竜魔導士は〝ガスタ・アルベロード〟。実際の事を調べて見たが、滅竜魔導士で無い事が発覚した。現在は68歳で囚人として評議院に裁きを受けている。・・・・・・・分かったでしょ、他の滅竜魔導士を巻き込んで、死人を増やすな!!!」

ゼオン「やっと二人で揃ったな、ヴァイア。お前を探してたら腹が減ってきた、早くぶっ飛ばして飯を食いに行くぞ。」

ヴァイア「良いんだけれど・・・・・・お金あるの?」


ヴァイアの返した言葉にゼオンは笑って〝ネェよ〟と返した。


ギラフ「・・・・・・・・上等だ、二人まとめて〝新の竜人族〟が相手してやらァァ!!!!〝重力球(ブラックボール)〟!!!!」

ゼオン「(コ・・・コイツ、他の奴らとは違う魔力を感じる。野郎の弱点は重力を塞ぐ事だ。)刃竜の咆哮!!!!」

ギラフ「刃物を口から吹き出すとは珍しいじゃねぇか。・・・・・・〝重力球・十三斬(ブラックボール・じゅうさんぎ)〟!!!!」


ギラフは自ら生み出した重力を右手に持っている諸刃の槍で十三等分に切り裂き、重力を拡大した。

その後、重力はブラックホールの様にゼオンとヴァイアを吸い込もうとする。


ヴァイア「・・・・・・そろそろ倒れそうだから〝アレ〟を使ってもいい!?」

ゼオン「当たり前だ、こんな野郎はどう足掻こうと魔法が当たらねぇしな!!!!来い、〝刃竜モード〟!!!!」


ヴァイアは体を鋼鉄鎧の魔法で包み込み、銀色の剣へと変形させた。

その銀色の剣はゼオンの手へと飛んで行き、豪炎を纏った。


ゼオン「〝豪炎刃—ノヴァナイド・零〟!!!!!」

ギラフ「新・竜人族を一瞬にして燃やし尽くすなど考えられぬ。」

ゼオン「・・・・・・・・・・・残るはテメェだけだ、ギラフの野郎!!!」


【後篇】へ続く