二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 オリキャラ募集開始! ( No.328 )
日時: 2012/04/21 10:53
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: ewPwHyR8)

〜第157話 雷竜の過去!!!暗闇と戦う一人の少年【前篇SP】〜

—————十五年前 戦街〝リュゼノマ〟・西部『ギリット』にて

此処の街は〝戦国生命〟とも呼べる魔導士が多く揃っており、年に一度開かれる〝戦国大合戦〟に向けて日々努力を重ねる者も数多く実在する街である。

そんな戦街に後ほど〝雷竜〟と異名を称えるライクが生まれ育った。


ライク(当時3歳)「・・・・・・お母様、これは何と呼ばれる魔法ですか!?僕はこの魔法を将来身に付けて見たいです。」

ラメア(当時24歳)「ライクは本当に魔法に興味があるのですね、分かりました、説明致しましょう。この魔法は〝滅竜魔法〟と言う太古の魔法でして、本来の人間には使用不可能な魔法なのよ。」

イルゼ(当時28歳)「ライクの将来は魔法研究者という所辺りかなァ、ラメア!?」


元々ライク一家は超豪邸に住む金持ちであり、昔のライクは魔法を調べる事に興味が湧いていたという。

しかし、ライクの父親〝イルゼ〟は戦魔導士ではない為に戦魔導士が豪邸の土地を受け取りに来た場合は戦街のルールによって即刻出て行かなければならない。

—————十二年前 戦街〝リュゼノマ〟・南部『キカントン』にて

此処の街部は極悪犯罪社〝地獄の道錠(テクノ・ギガバイン)〟が取り仕切る街であり、社長〝エブラ〟の土地でもある。


アーティ「現時代はエブラ様の支配時代とも言えるで御座いましょう。ついに評議院を敵にし、〝天地の支配者 エブラ〟とも異名を称えましたね〜。」

エブラ「・・・・・・・・魔銃〝パラディン〟は磨き終わってんだろうな、ケオン!?これより評議長の息子〝ライク・デスティニー〟を殺し(頂き)に行く。」

ケオン「はっ!!!魔銃は完璧に磨きかかって居り、悪魔弾(ワイツ)も全発装着完了です。」


召使いのケオンは完璧に磨かれた銃〝魔銃・パラディン〟を手袋を付けた状態で持ち、エブラの腰へと渡した。

すると、エブラは椅子から立ち上がって社内を出て行き、魔法車へと乗り込んでデスティニー家へと足を運んだ。

—————戦街〝リュゼノマ〟・西部『ギリット』 デスティニー家にて


ライク(当時6歳)「お父様、行きますよっ!!!〝竜光・火遁の髄〟!!!」

イルゼ(当時31歳)「良い頭攻撃だぞっ、ライク。だけどなァ、竜光魔法に頼るだけじゃ駄目だ。お前は将来〝竜狩りの滅竜魔導士〟になりたいんだろ!?」

ラメア(当時27歳)「竜狩りの滅竜魔導士だなんて、希望の夢が大きいわね、ライクも。・・・・・・二人ともお昼御飯にしますわよ。」


デスティニー家の庭で魔術練習をしていたライクとイルゼはそのまま室内へと入ろうとした瞬間であった。

イルゼは何かに気が付いたのか、ライクの周りへと注意を引き、守護魔法を掛けた。


エブラ「守護魔法をも突き破る悪魔弾に勝てると思うなよ、イルゼェェ!!!!引き金を引けっ!!!」

イルゼ「・・・・・・んっ、この声はエブラか!!!!〝空気弾(エアだん)〟、発射っ!!!!」

ライク「お父様が敵にするエブラが居るの、此処に!!!」

エブラ「ちっ、・・・・・・撃て。」


地獄の道錠に所属する魔導士たちはライクへと銃を構えて、エブラの指示に従って、引き金を引いて撃ち放った。

イルゼはその銃弾に反撃しようと魔法弾を放ったが、惜しくも少しの秒差でライクへと銃撃は向かった。

すると、イルゼはライクの目の前に走り出し、両腕を広げてライクを庇った。


エブラ「ケッ、弾切れだ。引き上げるぞ、野郎共っっ!!!!」

イルゼ「くっ、人生ってのは悲惨な物だ。息子が大人に成長するまでも見届けさせてくれねぇのか!?・・・・・お前にこれだけは伝えておく、ライク。誰かが殺されそうな時にはお前がそいつを護れよ。」

ライク「お・・・お父様ァァ!!!!」


その出来事が起きた三年後、ライクの母親〝ラメア・デスティニー〟も病に掛かり、イルゼと共に墓へと埋められた。

当時のライクは9歳の少年で素足のまま、両親を亡くしたショックで長旅に出たが、旅の途中で倒れこみ、そこを雷竜〝ボルトリーグ〟に救われた。


【後篇SP】に続く