二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.361 )
日時: 2012/05/31 17:40
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: ewPwHyR8)

〜第164話 幻影物語、始動開始〜

激震竜の目的を知る口調をする彼の名は〝ギルア・ゼルディス〟と名乗り、数年前の脱獄魔導士である。

懸賞金〝七億J〟を誇る強者であり、彼に魔法を放てば瞬殺で終わる為に評議院は〝鬼殺の無法者〟と異名を称える。


ギルア「激震竜がマグノリアに訪れた理由はただ一つ。〝闇の区域(デスゾーン)〟と名乗る闇ギルドが世界壊滅を試みる為に此処、マグノリアを拠点とするからだ。」

マカロフ「・・・・・・・御主が何故その様な事を知って居るのじゃ!?例え何処の闇ギルドでも評議院か妖精の尻尾に依頼を出せば、解決するであろう。」

ギルア「君達はその様に何時も甘い考えをしている!!!・・・・激震竜は未来を予測する性能を持つ竜だ、彼が此処に訪れるならばそれなりの未来が此処で起こると考えられる。」


ギルアは腰に構えられた二つの銃を両手に構えると妖精の尻尾に所属する魔導士に向け、眼帯をする。


ギルア「・・・・・・・君達が解決するなら僕は構わない。例え激震竜を倒した魔導士でも僕に勝てねば、奴等の群衆に勝てるはずも無い。」

エルザ「勝負を希望する・・・・という事だな、ならば力尽くでも貴様を倒して〝闇の区域〟とやらを倒して見せる!!!」

グレイ「アイスメイク—大槌兵(ハンマー)!!!」

ギルア「攻撃は相手の魔法を理解してから行う物、グレイ(君)の魔法は造形魔法。・・・・・・〝粉砕銃弾(ブレスショット)〟!!!」


ギルアは両手に持つ魔法銃を変形させて腕へバズーカを纏わせ、そこから造形された物を砕く銃弾を撃ち込んだ。

頭上に降り落ちるハンマーは一瞬にして砕かれ、魔法銃に喰らわれる運命となった。


ギルア「僕が扱う銃は多くが〝妖気〟に満ちた拳銃。妖気に満たされた拳銃は敵の魔力を吸収し、自分の魔力へと変換させる。」

ライク「永眠の芸場で出逢った〝ビックノア〟が所有する妖刀と同じ素質って訳か、厄介な野郎がまた出やがって。」

ギルア「僕が所有する魔法は〝銃弾魔法〟などでは無い、〝虚影魔法〟だ!!!・・・・・・・影撃ち(ドッペル・ガン)!!!」


ギルアは右手の人差し指を親指で抑えた瞬間と同時に弾き、ライクの影へと弾きを響かせた。

その瞬間、ライクの実体には衝撃が走り出した。


ジュラ「簡単に考えれば〝地震魔法〟の影版って感じで本当に厄介な野郎だ。〝煉獄の衝撃波(アビス・インパクト)〟!!!」

ギルア「・・・・・・衝撃波にはこの銃弾がお勧めだ、〝的外銃弾(ミスショット)〟!!!」

ナツ「・・・・・・げっ、俺の元に衝撃波が向かって来てる様なァァっ!!!!火竜の翼撃っっ!!!」

ジュラ「馬鹿野郎がァァ、衝撃波に攻撃が当たると思ってんのか!!!・・・・・巨大地震!!!」

ナツ「ゆ・・・・揺れんなァ、酔うゥゥッ〜・・・・・・」


ジュラは地面に手の平を向けて小さな衝撃波を幾つも放ち続け、空間自体を揺らしながらナツへ向かう衝撃波を抑える。

乗物(揺れる物)に弱いナツは完全に酔い続けて地面に倒れ込む。


ギルア「・・・・・・・ったく、変装なんて〝オレ〟には似合わねぇから辞めだ、辞めェ。一瞬で〝妖精の尻尾〟を解散ギルドへ変えてやるよ、〝影師の呪言結(ドッペル・キラーフェイク)〟!!!!」


ギルアは口元で何かを呟き始め、魔導士達は疑問に思ったり、〝寒気がする〟と訴える者まで居た。


ギルア「〝絆〟が試される時間(とき)だ、心の準備は良いか!?・・・・・・幻影物語〝第壱章 突風大嵐〟!!!!」

ライク「なっ、何だ!?突然、地面自体が揺れ始めた!!!」

ギルア「〝幻影物語〟は仲間と離れ離れとなり、『完結』は出逢う事で起こる現象を持つ最強の影師—ドッペルマンが生み出した封印魔法だ。これから君達には〝完結〟が難しいゲームを行ってもらう。」

グレイ「完結が仲間と出逢うゲームなんて冗談じゃねぇ、何年間も掛かりそうじゃねぇか!!!!」

ギルア「それが面白いんじゃないか!!!運が良ければ、仲間と同じ場所に吹き飛ばされるかもォ?・・・・・・それじゃあGAMESTART!!!」


突然揺れ始めた地面は砕かれ始め、切れ間からは突風の大嵐が撃ち放たれた。

突風の大嵐に乗った仲間たちは各自に別々の場所へと吹き飛ばされ、未来の悲惨なゲームを乗り越えようとしていた。


第165話へ続く