二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.363 )
- 日時: 2012/06/02 07:31
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: ewPwHyR8)
〜第166話 強大な諸刃は鬼へ天罰を喰わす〜
食事の恩として寒さの原因を探る為、エアロ山脈に来ていたグレイはバルカンと戦闘を行いながら奥地へと進んで行った。
奥地に辿り着いた頃には体力・魔力も底を尽いて居り、次の一戦で勝てるか死ぬかのどちらかであった。
奥地では一人の魔導士らしき人物が手から突風を巻き起こして、山脈の口(頂上の穴)から吹き飛ばしていた。
グレイ「・・・・・・寒さの原因はその突風か。って事はお前が真犯人だな、ぶっ飛ばして早く帰るか。」
???「貴様が〝邪魔者〟役となる人物か!?オレァ、幻影物語から生み出された〝影幹部〟の一人『ウォリア・オーバー』だ。」
ウォリアと名乗る魔導士の全身体は〝影〟のみで作り出されて居り、表情さえ見受け入れる事の出来ない程、黒染めであった。
『影幹部』とは幻影物語のみに登場する事が出来る役者団体(物語の主役団体)であり、一人一人に同じ魔法が与えられている。
実力は物語が進む事によって力が増して行き、〝ラスボス〟と考えられる者はギルアである。
影幹部の一人一人は〝影手袋〟と呼ばれる、物語に合わせて現象を放つ事が出来る道具を持つ。
ウォリア「影幹部に与えられた〝影魔法〟さえ有れば、どの様な物でも生み出す事が出来る。・・・・・・火焔影(マグマドール)!!!」
グレイ「俺は物語の中で〝邪魔者〟役って訳か。だけど、それを越えないと仲間とは出逢えない訳だろ!!!んだったら、勝ってぶっ飛ばすっ!!!・・・・・・アイスメイク—槍騎兵(ランス)!!!」
〝火焔〟の様な熱を持つ影と凍結で造形された氷は互いにぶつかり合うが、熱に弱い氷は一瞬にして溶かされる。
その後、体力が残り少ないグレイの身に火焔の影が直撃し、グレイは大声を上げる。
グレイ「・・・・・・・魔力切れでも俺は一瞬の攻撃で野郎をぶっ倒すっ!!!凍結街・アウノットの未来が掛かってんだろ!?・・・・・・・氷神剣・鬼天(アイスブリザード・きてん)!!!」
ウォリア「ケッ、オレの影魔法は鋼鉄の壁をも造り出す。〝影城壁(クラルシリア)〟!!!!」
ウォリアは目の前に鋼鉄な影で城壁を造り出すがグレイの造り出した強大な威力を持つ氷の剣で切り裂かれた。
肉体を切り裂かれたウォリアは消え行く身体(かげ)と共に何処かへ去って行った。
グレイ「〝強大な諸刃は鬼へ天罰を喰わす〟・・・・・・ウルに聞かされた魔法を実現出来たって事だな。」
グレイはその場で体力・魔力切れの影響で倒れ込み、帰りが遅いと思ったスモーカーに又しても助けられた。
第167話へ続く