二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.366 )
- 日時: 2012/06/03 11:12
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)
〜第167話 変身魔法を使う子犬〜
又しても助けられたグレイはスモーカーの自宅まで運ばれ、一匹の子犬の鳴き声で目を覚ました。
全身には包帯が何重にも巻かれて居り、ベットの横には点滴さえも備えられていた。
スモーカー「悪いなァ、コイツはまだ子犬だから言う事を理解して居らんくてな。傷口の具合はどうだ!?かなり深手を負って居ったが、大丈夫か?」
グレイ「傷口なら特に痛む所も無いし、体力と魔力も戻ってる。又しても助けられたな、ありがとさん。・・・・・・それと数日前にそんな子犬居たか?」
グレイが訊ねた青く小さい子犬は〝ライガー〟と呼ばれて居り、常にスモーカーの足元に居座っていた。
数日前まではこの自宅に居なかったはずの子犬が居た為にグレイは驚いていた。
スモーカー「ライガーは君と一緒で此処の町に迷い込んだ小型犬だ、可愛そうだった為に私が拾って飼っているんだ。・・・・・・だが、私も町の急激な寒さ原因が解決した為に次の研究へ移動したい。」
グレイ「小型犬を連れて研究するのも大変って訳だな。・・・・・・今回も助けて貰ったお礼だ、その犬は俺が預かる。研究が終わったら妖精の尻尾に迎えに来ると良い。」
スモーカー「本当か!!それは実に助かる。コイツは〝変身魔法:接収〟を使う犬だ、変身されたら結構厄介だから気をつけてくれ。」
スモーカーは自宅の中にある荷物を全て荷台に乗せて行くと玄関からライガーを残して次の町へと去って行った。
まだ子犬であるライガーは親と思っているスモーカーが出て行った為、急激に鳴き出した。
グレイ「ちょっ、落ち着けよ!!!俺達も早くナツ達に出逢って、この物語(ゲーム)をクリアしなきゃ駄目なんだ。」
ライガー「・・・・・・・・物語をクリアする!?」
グレイ「そうだ、俺達〝妖精の尻尾〟は一時的にギルアっていう野郎の放った〝幻影物語〟で解散させられたんだ。・・・・・・・・・ってお前もハッピーみたいに喋れるのかよっ!!!」
突如喋り出したライガーは尻尾を振りながらグレイ達に降り掛かった今までの出来事を聞いた。
ライガー「僕も妖精の尻尾に入会するっ!!!だから仲間の危機は救い出さなきゃねっ!!!・・・・・・・接収(テイクオーバー)、〝狼獣の魂(ウルフ・ソウル)〟!!!!乗って良いよ、グレイ。」
グレイ「初対面に呼び捨てかよ、この犬狼。でも乗せて行ってくれるなら、遠慮なく乗せてもらうか。」
ライガーの身体は接収を遂げて〝子犬〟から〝狼〟へと変身し、巨大な背中にグレイを乗せて走り出した。
元スモーカーの自宅は完全に壊れる物の止まる事無くライガーは凍結街を抜け出して行った。
第168話へ続く