二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.367 )
日時: 2012/06/04 18:44
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)

【番外編SP】〜第4話 火蓋散るマグノリア!!!大決戦は終幕戦へ〜

行動速度が共に速いルフィとナツは勝敗を譲らずに住民の事も考えず、マグノリアを崩壊の町へと導こうとしていた。

海賊退治を依頼とするナツは全身に稲妻と炎を纏わせて、目を本気にしていた。


ルフィ「依頼だか何だか知らねぇけど俺達は本当に悪気はねぇぞ!!!一夜の停泊ぐれぇ許したらどうだっ!!!」

ナツ「海賊が言う事は信じられないなァ、雷炎竜の咆哮っ!!!」

ルフィ「突然攻撃するなんて信じられねぇぞ!!!ゴムゴムのJET銃打乱(ガトリング)っっ!!!!!」


竜巻の様に回転する稲妻と炎の咆哮はルフィの放つ素早い銃打乱に拠って消え尽きた。

その後、諦めの悪いナツに対してルフィは本気で怒りの遂げたパンチを一発、腹部へと直撃させた。

そんな火蓋散る二人の乱闘に先程まで対決していた者達がお互いに怪我人を運んで来た。


エルザ「・・・・・・ナツ、それ以上麦わらと乱闘を広げては駄目だ!!この金髪男の攻撃を受ける体勢と信念にマグノリアを荒らす目的は無いと思えた。」

ルフィ「あの女の言う通りだぞっ、俺達は本当に悪気はねぇんだって!!!!」

ナツ「全然信じられねぇっ!!!!雷炎竜のォォッ————」

ゾロ「三刀流〝龍巻き〟!!!!・・・・これ以上乱闘は止めろって言ってんだよ!!!!」


三本の刀で空間に渦を巻き起こすゾロは厳つい目をしてナツを睨み付けたが、動揺する様子も無く、ブレスを仕掛けた。

しかし、ブレスは竜巻の渦によって四つに分かれ、ゾロやルフィへ喰らう事は無かった。

すると、サニー号が停泊している付近から〝MARINE〟という旗を掲げた幾つかの海軍船が大砲を飛ばしてきた。


フランキー「アウッ!!こんな時に海軍が来るとは俺達もついてネェぜ。皆ァ、サニー号に乗れっ!!!今すぐにでも出港するぜ。」

ブルック「ヨホホホホ、これまでの乱闘は何だったのでしょうか。」

チョッパー「怪我人は居ねぇな!?掠り傷ぐらいなら現在有る薬で何とかなりそうだけど、重傷は薬不足だ。」


麦わらの一味は全員サニー号に乗り込み、海軍船が追いつかない内にと急いでマグノリアから出港するのであった。

すると、サニー号内に見慣れない顔が幾つも乗り込んで居り、麦わらの一味は驚いて、サニー号は一時停泊した。


サンジ「どういう事だよ、何でテメェ等まで乗り込んでくる必要がある!?まぁ、エルザちゃんは乗り込んでいても良いけどねっ☆」

ナミ「アホかぁっっ!!!!・・・・・・・まっ、サンジ君の言う通りだけど何で貴方達がサニー号に乗り込んで来るのよ!?」

エルザ「・・・・・・・・実は海軍(アイツ等)の撃退を手伝ってやろうかと思ってな。それと薬が足りないのであれば、マグノリアで買い溜めしておくと良い。今回ばかりは停泊を認めよう。」

ウソップ「急に気分が変わるなんて有り得るかっ!!!俺は信じねぇぞォ、ぜってー信じねぇ。」


ウソップがその言葉を言ってる最中にルフィやナミは〝ホントに〜〟と目を輝かせ、エルザの手を掴んだ。

エルザ達は乱闘で麦わらの一味を悪気は無いと考え、罠を仕掛けた訳もなく停泊を認めたらしい。


ウソップ「・・・・・・・・だが、奴等の海軍船には二年前にやられた戦桃丸とパシフィスタが潜んでやがるぜェ。どうすんだよ、ルフィ!?」

ルフィ「ぶっ飛ばすに決まってんだろっ!!!」

ウソップ「こんな大怪我でかよぉ〜、本当にサニー号は沈められネェんだろうな?」

フランキー「安心しやがれ、ウソップ。奴等は必ず俺等の首を狙ってくる、サニーが襲われる心配は全く持ってないだろうよ。」


ウソップ以外の麦わら一味・魔導士は戦闘態勢に入って、海を飛び越える様に掛け出した。

能力者の中でも海を飛び越えられないチョッパーはロビンが何本もの手で作られた架け橋の上に乗って、海軍船に乗り込んだ。


海軍部下1「麦わらの一味と見知らぬ人物が攻めてきたぞォッ、気を抜かずに攻撃しろォッ!!!」

グレイ「・・・・・・おい、エルザ。海賊に手を貸したなんて評議院に見つかれば、ただじゃすまねぇぞ。ギルド自体を潰されんぞ。」

エルザ「確かに普通に考えればそうだが、彼等は私たちを見知らぬ人物だと考え込んでいる。名前も分からない為、手配書を作った所で評議院に確定される心配は無いであろう。」

グレイ「だな。」

ゾロ「船自体を沈められるか、一人ずつ斬られるか好きな方を選べ。」

PX-4「ビビビィィィッッ—————キュイィィン!!!!!」


PX-4は海賊狩りのゾロを目の前にして怯える様子も無く、レーザーを何発も放つ。

しかし、ゾロの素早い行動に追いつけずにそのまま一刀両断された。


ゾロ「一人ずつ斬られてぇんだな・・・・・・。三刀流〝黒縄・大龍巻〟!!!!!」

海軍部下2「イ〜ヤァァァァ!!!!」

ゾロ「わりぃ、船自体も斬り砕いちまった・・・・・・」

ルフィ「ゴムゴムの巨人の斧(ギガント・アックス)!!!!」

戦桃丸「足空突行っ!!!!」


ルフィの巨大化した足は船一隻を潰す勢いで攻撃するが船内に居た科学部隊の隊長〝戦桃丸〟の攻撃で抑えられつつあった。

しかし、それに負けじと勢いを増したルフィの足は戦桃丸の攻撃を弾き返して船一隻を丸ごと潰した。

その後、他の者の活躍も合ったおかげで素早く海軍を撃退する事に成功した。


サンジ「俺達の恩人に似せた機械を連れて来るとはいい度胸してやがる、海軍の野郎も。」

ナツ「お前等の恩人に似た機械ってあの熊みてぇな奴か、案外力強かったけどな。」

エルザ「破壊された機械を海に見捨て居る訳には良くない、皆で回収するぞ。」

皆「えぇぇっっ〜!!!!!」


第5話へ続く